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スーパーGT:GT500がホッケンハイムを走った! フリープラクティスでの走行にドイツのファンから拍手

10/14(土) 0:52配信

オートスポーツweb

 10月13日、DTMドイツツーリングカー選手権最終戦ホッケンハイムの走行初日に設けられたスーパーGT500車両のフリープラクティスで、ロニー・クインタレッリが駆る2016年型ニッサンGT-RニスモGT500と、ヘイキ・コバライネンが駆るレクサスLC500開発車両093号車の2台が走行した。

【ホッケンハイムを走るニッサンGT-RとレクサスLC500】

 2009年にDTM代表団がスーパーGTもてぎを訪れて以来、規定統一化に向け話し合いがスタートしたDTMとGT500の共通レギュレーション『クラス1』のコラボレーション。それから8年が経ち、ついに日本のスーパーGT500マシンがドイツの地でそのエキゾーストノートを響かせ、規定統一化に向けた新たな一歩を踏み出した。

 今回のDTM最終戦では、土日にそれぞれ2台のGT500マシンのデモランが予定されているが、それに先立ち、2台のGT500のみによるフリープラクティスが30分間用意された。走行開始直前から多くのドイツメディアやDTM関係者が見守るなか、まずはクインタレッリが駆るMOTUL AUTECH GT-Rがピットレーン出口へ。グリーンシグナルとともにコースへ飛び出していった。

 それに続き、コバライネン駆るレクサスLC500もコースへ。GT-Rがまず一度ピットに戻った後、LC500もピットイン。2車はピットアウト~インを繰り返しながら、ホッケンハイムの森に2019年からDTMでも使用される予定の2リッター直列4気筒ターボのサウンドを響かせた。GT-Rは終盤、ニュータイヤも投入している。

 2台は走行終盤、ランデブー状態となりピットへ。この日は金曜日ながらザックスカーブや最終コーナー等の“スタジアムセクション”に多くのファンが訪れており、走り終えた2台に明らかに聞こえるレベルの大きな拍手が送られた。

「コースは事前にDTMの車載映像を見たり、コースウォークをしたレベルだったんだけど」というクインタレッリは、ホッケンハイムの初走行を楽しんだ様子だ。

「イメージどおりには走ることができたかな。ブレーキングポイントがつかめたら、コースは面白かったです。楽しかったですよ。最終セクションでは、コースサイドのスクリーンに自分の走りが映るので、チラチラ見てました(笑)」

 またコバライネンは「良い調子だったよ。このコースは良く知っているけど、日本でGT500をドライブするのとはやっぱりちょっと違う感覚だったね」と笑顔をみせた。

 2車とも計測器を積んでいないため、実際のタイムは分からないが、どうやら予想どおり、その直後に行われたDTMのフリープラクティス1の最速タイムよりも2秒近く速いタイムが刻まれた様子。ただ2メーカーとも、タイムよりも無事にドイツで走行初日を終えたこと、そしてDTMというフィールドで自分たちの走りを見せられたことを喜んでいたようだ。

「僕たちは日本のメーカー同士で戦っていて、そのスタッフたちと一緒に、ヨーロッパに来てこちらの自動車メーカーの前で、自分たちの走りをみせられて嬉しかったです。みんな注目していましたしね。スーパーGTは素晴らしいレースだし、それを説明するより、実際に目の前でみせることができて良かったです」とクインタレッリは言う。

 土日はそれぞれ、GT500マシンのデモランが行われた後、ファンの前でDTM車両との競演が実現する。クラス1規定の統一化へ向け、印象的なシーンとなりそうだ。

[オートスポーツweb ]