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タリバンから救出のカナダ人男性、「娘が殺され妻は暴行された」

10/15(日) 14:03配信

AFPBB News

【10月15日 AFP】アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)系組織に拘束され、5年ぶりに救出されたカナダ人のジョシュア・ボイル(Joshua Boyle)さん(34)が13日、監禁中に赤ちゃんだった娘1人を殺害され、妻は性的暴行を受けたと明らかにした。

 ボイルさんと当時出産を間近に控えていた米国人の妻のケイトラン・コールマン(Caitlan Coleman)さんは2012年、アフガニスタンの辺境でタリバン系のハッカニ・ネットワーク(Haqqani Network)に拉致された。夫婦と監禁中に生まれた3人の子どもたちは11日、米国の情報に基づいたパキスタン軍の作戦によって救出された。

 13日夜、一家でカナダ・トロント(Toronto)に到着したボイルさんは報道陣の前で声明を読み上げ、今の優先事項は家族を守ることだと述べた。また、ボイルさんがある要求を受け入れなかったことへの報復として、ハッカニ・ネットワークは夫婦の赤ちゃん――これまで存在が知られていなかった4人目の子ども――の殺害を命じたと怒りをあらわに語った。

「アフガニスタンのタリバン支配地域で普通の村人の支援活動を行っていた巡礼者とその身重の妻を拉致するというハッカニ・ネットワークの愚行・悪行を超えたのは、まだ赤ちゃんだった私の娘の殺害を許可するという愚行・悪行だけだ」(ボイルさん)

 さらに妻が性的暴行を受けたことも明かした。見張り番が単独で行ったものではなく、見張りのリーダーと、ハッカニ・ネットワークの司令官が手助けした組織ぐるみの犯行だったという。ボイルさんは、司令官は「アブ・ハジル(Abu Hajr)」という名の人物だとしている。

 ハッカニ・ネットワークはアフガニスタンとパキスタンで活動するグループで、タリバンの副指導者でもあるシラジュディン・ハッカニ(Sirajuddin Haqqani)師が率いている。ハッカニ・ネットワークはパキスタンの軍事組織とのつながりが長らく疑われている。(c)AFPBB News

最終更新:10/16(月) 10:16
AFPBB News