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打者ダルビッシュが選んだ満塁押し出し四球に「衝撃を与えた」と全米注目

10/18(水) 18:31配信

THE PAGE

ドジャースのダルビッシュ有は、日本時間18日、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発し、6回1/3を初回のソロ本塁打による1失点に抑えて勝利投手になった。ドジャースはカブスに3連勝、29年ぶりとなるワールドシリーズ進出に王手をかけた。
 全米が注目したのは打者・ダルビッシュが押し出し四球を選んだ場面だ。
 
 メジャーリーグ公式ホームページは動画を扱う「CUT4」のコーナーでは、ダルビッシュが3-1で迎えた6回二死満塁の場面で自らを助ける貴重な押し出し四球を選んだシーン取り上げた。

「ユウ・ダルビッシュは、みんなに衝撃を与え、そして、満塁から四球を引き出した」というタイトルがつけられた動画は、押し出し四球を与えてマウンド上で首をかしげるカブスのエドワーズ・ジュニアと打席でのダルビッシュの動画が掲載されている。

同記事は、「ドジャースが満塁で、ダルビッシュの打順がまわってきた時、多くの人が頭を掻きむしったかもしれない。ダルビッシュは、シュワバーにソロ本塁打を打たれただけで、スライダーはすばらしい。しかし、ドジャースは3-1からリードを広げるチャンスでもあった」と、ダルビッシュに代打を送る策もあったことをほのめかしている。

 実際、2死満塁の場面で、ネクスト・バッターズ・サークルではグランダーソンが代打の準備をしていた。だが、ダルビッシュがベンチ内でロバーツ監督に直接確認。監督はダルビッシュを打席に送り出した。

 ダルビッシュは、体をかがめてバントの構えをしながらピッチャーにプレッシャーをかけ続けた。その動きに、錯覚にもで陥ったのか、エドワーズ・ジュニアは、1球もストライクを投げることができず、押し出しの四球。。公式ホームページは「監督はまるで天才占い師のようだった」とも書いた。

 同記事によるとポストシーズンで投手が、満塁の場面で四球を選ぶのは1977年以来の快挙だという。

 ロサンゼルスタイムズ紙は「1988年以来のワールドシリーズ進出まであと1勝」という見出しで、この試合を伝えた。

同紙の記事もダルビッシュが6回2死満塁で押し出し四球を選び打点を挙げたシーンをクローズアップ。

「彼の眼が最後のボールの場所を追うと、ダルビッシュは打席の外へ出た。そして球審に確認した。カブスのエドワーズ・ジュニアの投げた速球は前の3球と同じようにストライクではなかった。10月の幸運は男に一瞬の時間を与えた。それからダルビッシュはうなり、バットを芝の上に置いた。運命の女神がドジャースに微笑みかけて直感的にリアクションした」と表現。ドジャースのロバーツ監督の「今夜の物語は、ダルビッシュだ」という談話を紹介した。

 同紙によると、ドジャースのハニカット投手コーチは「本当に特別なものだった。彼はただ自分の試合をしていた」と絶賛したという。

さらにダルビッシュの好投により、中継ぎ救援陣に休養を与えることができたことも指摘。「ダルビッシュは2カイル・シュワバーにソロ本塁打を打たれたが、それ以降はカブスに三塁ベースをづませていない。7三振を奪い、十分に長く投げ、ブルペン陣を使い尽くすことを避けた」と述べている。

またニューヨークポスト紙は「ダルビッシュの支配的な投球で3勝0敗でリード」というタイトルで、そのピッチングを絶賛した。

  同紙は、「ナ・リーグ優勝決定シリーズの最初の2試合はドジャースの中継ぎ救援陣がカブスを抑えたが、火曜日の夜はダルビッシュだった。ドジャースが7月のトレード締切日にテキサスから右腕を獲得したときに思い描いていたような10月の堂々としたパフォーマンスだった」と伝えた。

 また同紙は、王手をかけたドジャースの強さについても、「もしかしたら、現時点での唯一の疑問はカブスがドジャースに4連敗しないか?ということだけかもしれない。第3戦はダルビッシュで主導権を握り、6-1で勝利し、チームは1988年以来のワールドシリーズまであと1勝となった」と描写した。

  同紙によるとドジャースのロバーツ監督は「これがなぜトレードしたのかの理由だ」と話したそうだ。

最終更新:10/23(月) 13:29
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