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裸のラリーズを脱退し北朝鮮へ 「最近ハマってるのはBABYMETAL」

10/18(水) 10:00配信

BuzzFeed Japan

今年で結成50周年を迎える伝説のバンド「裸のラリーズ」。前編に引き続き、元メンバーで「よど号事件」を起こして北朝鮮へ渡った、若林盛亮のインタビューをお届けする。BuzzFeed Newsは、平壌の「日本人村」に住む若林を電話で取材。やりとりは2時間を超え、ラリーズ脱退後の歩みからハイジャックへの悔恨、拉致やミサイル問題まで、話題は多岐に及んだ。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

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学園祭で「紳士の決闘」

――ギター、ボーカルの水谷孝さんは神秘的なイメージがありますが、学生時代に間近で接してどんな方でしたか。

あのころはそんなに謎めいている感じはしなかったけども。まあ、彼は独特の雰囲気を持ってますよ。あんまり大きな声でしゃべる人ではなく、ぼそぼそっと話す感じ。議論をするというタイプでもないし、一見もの静かですよね。

――『山口冨士夫 天国のひまつぶし』(河出書房新社)に収録された若林さんのエッセイには、1968年秋の同志社の学園祭で、ラリーズがゴールデン・カップス(?)に「ゲバルト」を仕掛けた、という記述があります。5 、6月には脱退していたということですから、この時はすでに正式メンバーではないですよね。

確か脱退した時に水谷孝君たちにベースを渡したはずです。学園祭の時は楽器を持っていなかったので、ハーモニカを誰かから借りて参加して。ブルース・ハープとかの高級品じゃなくて、普通のヤツです。

サングラスをかけた水谷君の友人が、琵琶を持っていたのが印象的でしたね。あれは久保田麻琴君だったのかなあ。

――いきなり乱入されたら、相手方のバンドメンバーも怒るのでは。

ゲバルトといっても物理的に乱入したわけではなく、恐らく学園祭の前座として正式にやってると思いますよ。水谷君は紳士ですから、あくまでも紳士の決闘。内容で勝負しようということです。

正規盤の「'67-'69 STUDIO et LIVE」の1曲目に「Smokin' Cigarette Blues」という曲があるでしょう。あれはあの学園祭の時のものではないかっていう気がするんですけどね。もし録音していれば、ですが。

当時、そんな名前の曲はなかったですよ。即興演奏で、何の練習も約束もなしに突然始めた音楽ですから。

でも「Smokin' Cigarette Blues」を聴いていると、あのハーモニカのような音をどうも体が覚えているというか。ウワウワウワって吹いてるところ、どうもああいう吹き方をしたなっていう気がするんです。

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最終更新:10/19(木) 8:23
BuzzFeed Japan