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現代を生き抜く「瞬間集中」とは? 茂木健一郎がアドバイス

2017/10/19(木) 11:02配信

TOKYO FM+

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」。10月18日(水)の放送では脳科学者の茂木健一郎さんを迎え、「瞬間集中の方法」について教えてもらいました。

せわしない現代社会を生き抜くために、瞬間集中は必要だと断言する茂木さん。大学で教鞭をとり、テレビやラジオに出演し、そのうえ本を執筆したり、さまざまな企画に携わったりと、何かと忙しい茂木さん自身「瞬間集中があるからこそやっていける」と言います。
一方「集中力はあるほうだと思うんですけど……結構アラがあるんですよね。苦手なフィールドにいくと特にダメで……」と言うたかみなは、実はバラエティが苦手。まわりからは得意そうに思われているようですが、話すタイミングがわからず、しゃべりのプロが多い中で自分が何を求められているのを見失ってしまうとか。

しかし、そんなたかみなの不安も吹き飛ぶという瞬間集中。そのポイント、ひとつ目は“いきなりトップスピードに入る”こと。
茂木さんは開口一番「段取りダメ、準備運動いりません、いきなりトップスピードで入ってください」とバッサリ。いきなりでできるのかな……と不安げな表情を浮かべるたかみなは「最初はダメでしょうけど、筋トレと同じで練習しているとどんどんトップスピードで入れる脳になってくるんです」と聞いて一安心。
茂木さん曰く、トップスピードに入るために大事なのは“メリハリ”。集中していないときはダラッ、いざとなったらトップスピード、それが重要だとか。そして、ダラダラしている自分に後悔するのもNG。「ダラダラするのはいいので、気付いたときに切り替えるのが大事」だと茂木さんは教えてくれました。

続いてのポイントは「ベストエフォート方式」。
これは簡単に言うと、全て100点でなく、70点を続けていけばいいという考え。完璧主義者ほど少しでもダメになると諦めがち。たかみなもそうらしく、御朱印集めも当初は2、3ヵ月で4冊分も集めたようですが、少し忙しくなるとくじけ気味になってしまうとか。
同じような人は世の中にもたくさんいて、しかもいい人ほど多いそうです。茂木さんによると「ちょっとサボったとしても、そこからまた立ち上がる、それはそれとして」と言い、この“それはそれとして”という感覚が重要だとか。
さらには「自由になるのは今ここから、未来だけ。過去はしょうがないと思うこと」という言葉に対して「ステキな言葉ですね……」と感動するたかみな。

その後、たかみなから茂木さんに質問が。「人間の集中は2時間弱だって聞いたことがあるんですけど……」と問いかけると、茂木さんはまず「脳も持久力の限界がきたときは休んだほうがいい」と断言。さらには、それまでの行動と全く違うことをするといいそうで、例えば仕事中にコーヒーを飲むにしても、あえてコンビ二にいって気分転換をすることが大事。実際、茂木さんを担当していた編集者が、外でランチをするようにしただけでバラ色ライフになったそうです。

そして、最後のポイントは「他人のためにできることは何かと考える」こと。
茂木さんによると、「自分から離れないと集中はできない」らしく、自分のことだけを考えていてもダメ、他人のことを考えることで集中力は増していくそうです。そして、アイドルこそそれを実践しているはずだとも。
それを聞いたたかみなは「卒業したときの課題はそれだったかも……」と思わず納得。AKB48として活動しているときは、仲間といることで何千倍も力が出て、「集中力がスゴかった」と振り返ります。

しかし、卒業すると最初は何をどう頑張っていいのかわからなかったそうで、「メンバーが側にいたときのほうが頑張りやすかった。でも、今はまたまわりの人たちのために頑張れるようになったんです。だから、他人のためにというのはスゴくわかる!」と大きく頷いていました。

他人のことを考えるのはいいとして、例えば上司などからお願いをされたときに“やらされている感”を持ってしまうのはよくないと茂木さん。そんなときこそ変換作業が必要で「自分がやりたいからやっていると置き換えるといいですよ」と教えてくれました。

茂木さんのエネルギッシュな話を聞いて「瞬間集中は深い! 本当にタメになりました!」と感銘を受けた様子のたかみなでした。

(TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」2017年10月18日放送より)

最終更新:2017/10/19(木) 11:02
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