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深夜に高速振動! 東海道新幹線に欠かせない「マルタイ」 棒ラーメンも

10/20(金) 16:10配信

乗りものニュース

1日およそ2000人が深夜、作業に従事

乗りものニュース

 深夜、高速で振動する「爪」を線路に刺す。東海道新幹線には欠かせない作業です。

 東海道新幹線の線路は、バラスト(石)の上に枕木とレールを設置する「バラスト軌道」というもの。昭和30年代の建設当時、実績のある構造だったため採用されましたが、線路にゆがみが生じやすく、1日およそ350本の列車が走る東海道新幹線では、毎日、こまめなメンテナンスが必要です。

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 この、バラスト軌道で発生したゆがみを直すのが「マルチプルタイタンパー」、通称「マルタイ」です。「クランプ」でレールを持ち上げ、高速で振動する「ツール」(爪)をバラスト部分に挿入。振動でバラスト同士の隙間をなくす、バラストを詰め込むなどして、レールのゆがみをミリ単位で修復します。その際、側面の扉を下げることで、バラストのハネや騒音を低減しています。

 東海道新幹線では運行が終わった深夜、1日およそ2000人の作業員が、この「マルタイ」などを使いながら線路を補修。安全で快適な列車の運行を支えているそうです。

 ちなみに、この「マルタイ」をモチーフにして、「マルタイの棒ラーメン」が作られたこともあります(非売品)。こちらのマルタイは、「棒ラーメン」などで知られる福岡市の食品メーカー。袋の裏側には、「綺麗な線路の作り方」が説明されています。

恵 知仁(鉄道ライター)

最終更新:10/27(金) 12:27
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