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ホリエモン「誰でもできる」発言で炎上中、給与だけじゃない保育士の働き方革命

2017/10/25(水) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ホリエモンこと堀江貴文氏が保育士について、給料が低いのは「誰でもできる仕事だから」と発言し、賛否両論を巻き起こしている。

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待機児童問題のかぎを握る保育士の人材確保だが、現場は人手不足にあえいでいる。資格を持ちながらも働いていない“潜在保育士”は政府調べで約80万人とされ「きつい、給料が安い、帰れない」と離職者の多い業界として知られる。

そんな保育士の働き方を抜本的に変えようとする動きが起きている。

社労士設立園で実践した3つの「働き方」改革

「保育士が疲れきっていたり自分の勉強時間すらなかったりでは、質の高い保育はできません」

2017年9月に横浜市都築区にオープンしたばかりの保育園「フェアリーランド横浜センター北」を訪ねると、社会保険労務士法人ワーク・イノベーション代表の菊地加奈子さんはそう話した。5人の子どもの母でもある菊地さんは4年前に保育園の経営に乗り出し、オープン予定を入れると5園の運営を手がける。

保育園経営の最大の難しさは、保育士の確保だ。なぜ菊地さんが次々と保育園を手がけられるのか。それは、保育士の働き方を大胆に変革したから。

園では保育士が自分の子どもを預けられる上、「好きな時間帯に好きなだけ働く」方式を採用。「子育てしながら仕事を続けにくい」という保育士の悩みに真っ向から向き合っている。その特徴は大きく3つに集約される。

1.働く時間の選択肢を増やした

すでに開園している3園で現在働いている計30人の保育士は、働く時間帯も長さも希望に応じてさまざまだ。フルタイム正社員、短時間正社員、パートタイマーの3つの雇用形態を選べる。最短で1日4時間、週2日勤務の人もいる。

特徴的なのは、雇用形態で仕事内容に差をつけないことだ。

「10年のキャリアがあるのにパートで再就職したとたんに補助的な仕事に回されると、モチベーションが落ちる。勤務時間は短くても責任ある仕事を任せている」と、菊地さんはいう。

2.非正規と正社員の同一労働同一賃金を実現

責任ある仕事を任せる以上、正社員でもパートタイマーでも給与は同じ基準で、1.経験給2.職務給の2軸で決まる。パートタイムで働く保育士も「子どもの成長に合わせて働ける時間は変わります。働ける時間が増えれば、正社員へのスムーズな移行を進めています」。

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最終更新:2017/10/26(木) 17:49
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