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登場人物、全員人殺し。「ヤバい人たちのヤバい飯」を知るヤバいグルメ番組の裏側

2017/10/27(金) 10:46配信

BuzzFeed Japan

「なんだこの番組…」「本当にヤバかった」「めちゃくちゃ面白くて見入っちゃう」「道徳観が揺らぐ」【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

【写真】覚せい剤を使った人たちの顔を見れば、手を出したいとは思わないだろう

10月前半、2週に渡って放送された「ハイパーハードボイルドグルメリポート 」(テレビ東京)。

グルメ系コンテンツは今やテレビでもネットでも溢れかえっていますが、この番組がフォーカスしたのは「ヤバい人たちのヤバい飯」です。

登場するのは、敵の人肉を食べたと言われるリベリアの元少年兵、台湾の黒社会を牛耳るマフィアのドン、血で血を洗う抗争を繰り広げているアメリカ・カリフォルニアの超危険地帯のギャングたち……正真正銘「ヤバい人たちのヤバい飯」!

深夜番組とはいえ、あまりにハードボイルドな攻めっぷりに、放送中からネットは話題騒然。こ、こんな破天荒な番組どうやって生まれたの……?

企画を立ち上げたのは、今作で初めてプロデューサーを務めた上出遼平さん。自らカメラを持って現地に渡った張本人です。ヤバい番組のヤバい裏側、聞いてきました。

登場人物、全員人殺し

――予想以上にヤバかったですが、この番組、どうやって生まれたんですか?

テレビ東京には、1年に1回くらい、プロデューサー経験のない20代のADやディレクターが企画を提案できる若手チャレンジ枠があるんです。普段、新番組は編成部が決めるんですが、この枠は主にバラエティを手がける制作部の現役プロデューサー陣がジャッジします。

こんなトリッキーな企画が通ったのは、現場の“刺激的”な先輩方が面白がってくれたおかげです、普通だったら絶対無理。こういうことが起こりうるから、この会社は最高ですね!

――こんなに緊迫感がある「グルメ番組」ある? と思いました。

ほぼ全員、人殺しなんですよね、この番組に出てくる人

殺人という“最上級の悪”を犯している人たちも、世界のどこかで僕らと同じように食事をして生きている。それってすごくリアルですよね。

でも、彼らは本当に「悪人」と言い切れるんだろうか? 人殺しがダメだっていう国も戦争しているじゃないか。殺人犯にも、もっと身近な万引き犯や不良少年にも、外からは知りえない事情があるかもしれない。

ただ悪と捉えるだけでなく、食事を通して彼らの背景や生き方に思いを馳せるきっかけになれば、世の中のわかりやすく善悪二元論にしたがる傾向へのアンチテーゼになれば、という思いがありました。

だから、演出も最小限に抑えて、ナレーションもボイスオーバー(外国語に日本語の音声をかぶせること)も音楽もほとんどなし。……まぁ何しろテレ東深夜、お金がなかったという理由もありますが(笑)。

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最終更新:2017/10/27(金) 15:42
BuzzFeed Japan

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