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【広島vs浦和プレビュー】広島は守護神林が復帰の可能性…浦和は柏木陽介と興梠慎三のホットラインが機能

10/27(金) 18:34配信

SOCCER KING

■サンフレッチェ広島 けが人の復帰や控え選手のアピールでチーム内競争が激化

【プラス材料】
 8月15日に腰椎椎間板ヘルニアの手術を行った林卓人が、22日の練習試合・対山口戦で90分間プレー。ヤン・ヨンソン監督も手応えを感じており、「トレーニングで状態を確認する」と先発の可能性にも言及した。

 その山口戦ではパトリック、工藤壮人、柴崎晃誠ら前線の選手たちがゴールを量産して6得点。1ボランチの丸谷拓也やサイドバックの茶島雄介も有効な攻撃を演出し、いつでも試合に出られる状態にあることを誇示。ここにきてチーム内競争が激化して全体のモチベーションも上がっている。実際、トレーニングでもメンバーは入れ替わっており、どういう構成になるかは分からない。フォーメーションについても、4-3-3と4-2-3-1、どちらの形でも機能するように戦術確認を重ねている。

【マイナス材料】
 直近のリーグ戦2試合で5失点。決して守備の組織が崩れているとは思えないが、失点している事実は消えない。その要因の多くは個人的なミス。もちろんミスは修正できるが、そのミスがことごとく失点に絡んでいることが問題である。

 また、2試合連続無得点という現実も見逃せない。6試合連続負けなしの時よりもチャンスは質量ともに増幅しているが、それが得点に結びつかない。最後のシュートが入らないことがヨンソン監督とサポーターの悩みを深くしている。選手個々の調子は決して悪くはないが、決定的な仕事ができるタレントが今のところ見い出せないことも事実。ACLの決勝に進出した浦和を相手にも戦える力は有しているが、結果に結びつけるための『ヒーロー』出現を待ち焦がれているのが現状だ。

文:紫熊倶楽部 中野和也

■浦和レッズ 公式戦11試合連続得点中と攻撃の安定感はリーグ屈指

【プラス材料】
 リーグ前節のG大阪戦ではアディショナルタイムの失点により土壇場で3-3の同点に追いつかれる無念の結末にはなったものの、公式戦6試合負けなしと最低限の結果は残している。

 また、守備に問題を抱えているのは相変わらず課題となっているが、少なくとも得点力に関しては力のあるところを示しており、G大阪戦では3得点を決めた。8月30日のルヴァン杯C大阪戦を最後に無得点試合はなく、公式戦11試合連続得点中という実績は自信を持っていい部分だ。

 なかでもエースの興梠慎三が結果を出し続けており、G大阪戦でついに20得点の大台に乗せた。司令塔の柏木陽介とのホットラインも太く、コンスタントに点を取れそうな雰囲気を漂わせている。

【マイナス材料】
 11試合連続得点中で、公式戦6試合負けなしという結果を残しているものの、引き分けが多い。

 その大きな要因はやはり守備に求められる。前節のG大阪戦でも3失点。堀孝史監督に代わり、4-1-4-1で守備をすることになった影響があるのは間違いない。4バックのディフェンスに不慣れなところから相手に隙を与えるシーンがあり、G大阪戦で赤﨑秀平に決められた場面では守備の人数が足りているにもかかわらず、誰もマークを見ていなかった。

 また、単純に集中力や意識の欠如が問題になるシーンも多い。G大阪戦ではセットプレーから2失点を喫したが、ACL上海戦のような高い集中力があれば1失点は防げていただろう。ACLに比べて覇気が足りないのは選手も認めているところで、メンタル面の影響は否めない。

文:totoONE編集部

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最終更新:10/27(金) 18:34
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