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Crystal Lakeの15周年を16組が祝福「TRUE NORTH FES」終宴

10/28(土) 22:58配信

音楽ナタリー

Crystal Lakeが主催ライブイベント「TRUE NORTH FESTIVAL」を10月21日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催した。

【写真】Crystal Lake Reunion(Photo by Takashi “TAKA” Konuma)(他49枚)

このイベントは彼らの結成15周年を記念して行われたもの。当日はALPHA STAGE、OMEGA STAGE、FREE WILL STAGEの3つのステージを舞台に国内外の総勢16組が熱演を繰り広げた。また場内にはライブステージのほか、ライブペイントや楽器メーカーのブースも用意され、あいにくの雨天ではあったものの、観客は彼らの作り上げた1日をあちこちで堪能していた。

FREE WILL STAGEのトップバッターとして登場したのはCrystal Lake Reunion。Crystal Lakeが2010年にアルバム「INTO THE GREAT BEYOND」をリリースした当時のメンバーで結成されたバンドで、現メンバーのYudai(G)とShinya(G)、そして旧メンバーのKentaro(Vo)、Yasuyuki(B)、Yusuke(Dr)の5人編成となる。入場規制がかかるほど、多くの観客とバンドマンがつめかけたFREE WILL STAGEに登場した彼らはさっそく「River Of Truth」を投下。続く「Fabricated Refuge」ではフィーチャリングゲストとしてLoyal To The GraveのHiroyuki Kobayashiを迎えて場内をさらなる熱気で包んだ。MCではKentaroが息を切らしながら「まさか俺らがやるとは。チャンスをありがとうございます」と現メンバーへ感謝を述べ「Crystal Lake、15周年おめでとうございます!」と祝福の声をかけた。またYudaiは当時からのメンバーとして、2007年に同会場にて「TASTE OF CHAOS 2007」のオープニングアクトを務めたことを回想したのち、「でも自分たちで同じ場所でイベントをできた。今日は俺にとってもっともっとメモリアルだよ」と声をあげる。重ねてこの日のイベントについて「今回の趣旨は『15年の時を経て、過去と今のCrystal Lakeがリンクする日』」と説明した。「Into The Great Beyond」では現メンバーであるRyo(Vo / Crystal Lake)がステージに飛び入りし、さっそく“過去と今のCrystal Lakeがリンク”した。

メインステージであるALPHA STAGEのトップバッターを務めたのはSHADOWS。彼らは「Crystal Lake Reunionに負けられない」と闘志を燃やし、「All I Want」「Fail」といったナンバーをプレイする。最後には「Crystal Lakeに敬意を払って……」とステージ袖を見やり、Ryo(Crystal Lake)をステージに呼び込んだ。続くNocturnal Bloodlustは華やかなビジュアルで登場すると、「Punch me if you can」「V.I.P」といった重厚なナンバーを繰り出し、ファンは髪を振り乱してヘッドバンギングを繰り返していた。

OMEGA STAGEの前半にはオーディションを勝ち抜き、出演権を得たGraupel、A Ghost of Flare、Sable Hillsの3組が。彼らは爪痕を残すべく、思い思いの熱演を見せた。またこの日はCrystal Lakeと親交のある海外のバンドも出演。ALPHA STAGEに登場したアメリカのメタルコアバンド・Fit For A Kingは迫力あるグロウルとハイトーンなボーカルをヘビーなサウンドに乗せていく。「Slave To Nothing」ではRyo(Crystal Lake)がフィーチャリングゲストとして登場し、さらに盛り上げた。そのほかFREE WILL STAGEには台湾のEmerging From The Cocoon、OMEGA STAGEにはタイのAnnalynnが出演して、日本のオーディエンスを魅了していた。

トリ前にALPHA STAGEに登場したcoldrainは伸びやかな歌声を会場中に響かせる。Masato(Vo)は「好きな人が好きなことしかやってないフェスへようこそ。賛同しにきました」「叫んでばっかりの1日があってもいいんじゃないかな。こういうの大好きです」とイベントへの愛情を語る。さらにこの日初競演となったバンドが多かったと話し、「今日Crystal Lakeがここに呼んでくれたのは先輩や後輩に出会わせてくれるためだと思う」と言及。そして「The Revelation」では“最近出会った後輩”としてPaleduskのKaito(Vo)を呼び込みコラボアクトを見せた。

この日の主役・Crystal LakeのアクトはRyoによる「やるしかねえだろ! 今しかねえだろ!」というシャウトで幕開け。バンドが轟音で「The Fire Inside」へなだれ込むと、Ryoはさっそくフロアへダイブする。Yudaiが「普通なんてねえぞ。無茶してこい!」と焚き付ければ、ファンはいっそう激しく暴れ回った。MCでRyoが「一生分のブレイクダウン聞いたよ。もういらねえだろ?」と言うと、フロアからは否定の声が。その様子を見てRyoは「もっと欲しいか!」と笑顔を見せた。一息つくと、彼はこの日のスタートを飾ったCrystal Lake Reunionについて「最高だった」と感想を述べたのち、「あれが歴史の証。15年歩んできた道は間違いじゃなかったと今日本当に確信しました。俺たちがCrystal Lakeだ!」と声を上げた。

その後バンドは、Ryoが「休ませねえぞ!」と言っていた通り、キラーチューン「Matrix」や新曲「APOLLO」といった楽曲を間髪入れずに次々とドロップしていく。またメンバーのMCもさらに熱を帯び、「ようやく俺たちの理想のヘビーミュージックのフェスティバルが完成しました! うるせえ音楽が好きなヤツらがこんなに集まってるのを見ると、こういう音楽が日本の文化になるんじゃないかと思いました」と1日を振り返り、Yudaiも競演者やスタッフに感謝を述べたのち「15年間やってきてよかった」と感慨深く語った。そしてライブはラストスパートへ。「Beloved」ではCrossfaithのKoie(Vo)がゲストとして登場。さらにアンコールでは“悪魔の申し子”としてMEANINGのHayato(Vo)とSANDのMakoto(Vo)を招集。コラボで「Hades」を届ける。ラストナンバー「Twisted Fate」ではステージ袖から次々と競演者がステージダイブ。フロアもステージも大盛り上がりの中、Ryoが「これがCrystal Lakeだ!」と叫び、大団円のうちに「TRUE NORTH FESTIVAL」を締めくくった。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

最終更新:10/30(月) 16:07
音楽ナタリー