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空で「見えないもの」に削られている飛行機 「見た目」だけじゃない再塗装の目的とは

10/29(日) 14:10配信

乗りものニュース

「見えない何か」に削られる飛行機

乗りものニュース

 全日空(ANA)では、約6年から8年ごとに機体を再塗装しているそうです。その理由は、「美観」「ブランドカラー・ロゴなどの表示」といった、いわば「見た目」だけではありません。

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 2017年9月28日(木)、ANAのボーイング787-8型機(JA802A)が、大阪空港付近の整備工場(ANA HD傘下のMRO Japan)へ到着。そして10月23日(月)、ピカピカになってその工場を出ました。たまたま近くに駐機していた“使用中”のボーイング737と比べると、白さが違います。

 2017年9月28日(木)、ANAのボーイング787-8型機(JA802A)が、大阪空港付近の整備工場(ANA HD傘下のMRO Japan)へ到着。そして10月23日(月)、ピカピカになってその工場を出ました。たまたま近くに駐機していた“使用中”のボーイング737と比べると、白さが違います。

 ボーイング787-8型機の巡航速度は910km/h。高速で飛行するジェット機はそのとき、空気中の見えないチリに機体表面が削られます。紫外線も強烈で、雨やひょうの影響も。そうしたなか、再塗装は劣化が進行する前に機体表面を保護し、摩耗を防止するという目的もあるそうです。

 ちなみに、このたび再塗装されたJA802Aは元「サバ」です。ANAはボーイング787型機のローンチカスタマーで、2011(平成23)年に同機を受領し、787による世界初の商業運航を実施。787の世界初飛行をPRするなどの目的で、のちに「サバ」と呼ばれる特別塗装を初号機と2号機に施していました。

 JA802Aはその2号機。初号機はすでに通常塗装になっており、今回、2号機も通常塗装になったことから、787デビュー当時の「サバ」デザインは姿を消しています。

恵 知仁(乗りものライター)