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アストロズ 死闘を制して球団初のチャンピオンに王手

10/30(月) 14:25配信

デイリースポーツ

 「ワールドシリーズ第5戦、アストロズ13-12ドジャース」(29日・ヒューストン)

 アストロズがシリーズ2度目となった延長戦を制して対戦成績を3勝2敗とし、球団史初のチャンピオンに王手をかけた。同点の延長十回、アストロズのブレグマンが劇的なサヨナラ適時打を放った。

 2勝2敗で迎えた第5戦。先制したのはドジャースだった。初回、敵軍先発カイケルの乱調に乗じて2死満塁とすると、フォーサイスの左前適時打で2点を先取。さらに一塁グリエルの失策で1点を追加した。四回にはバーンズの適時打で4点目を奪い、エース左腕をマウンドから引きずり降ろした。

 一方、アストロズ打線はドジャースの先発、カーショーの前に三回まで1安打に抑えられていたが、4点を追う四回に奮起する。1死一、三塁の好機に4番コレアが左翼線適時二塁打で1点を返す。2人の走者を置いて打席には第3戦の差別行為により処分を受けた元DeNAのグリエル。カーショーの初球、甘く入ったスライダーを左翼席へ運び、試合をふりだしに戻した。

 そこから試合は目まぐるしく動く。4-4の五回表にドジャースのベリンジャーが右中間へ3ランを放てば、その裏の2死一、二塁の場面ではアルトゥーベが代わったばかりの前田から同点3ラン。ポストシーズン8戦目にして初めて失点した右腕はマウンド上でがっくり肩を落とした。

 7-7の七回表、1死一塁の場面ではベリンジャーがライナー性の打球をセンターへ。頭から飛び込んだ中堅スプリンガーが後逸し、一塁走者が生還した。

 しかし、1点を追うアストロズも意地を見せる。七回の守備で勝ち越し点を許したスプリンガーが4番手のモローから先頭で左越えソロ。無死一塁からアルトゥーベの左中間適時二塁打、コレアの2ランで一挙4点を加え、11-8とした。

 アストロズは八回に1点を返されて2点差に詰め寄られたが、その裏にマキャンがこの日チーム5本目となるホームラン。突き放したかに思えたが、ドジャースは九回にプイグの2ランとピダーソンの適時打で3点を奪い返し、土壇場で追いつく。

 この時点で両軍合わせたシリーズの本塁打は22本。エンゼルスとジャイアンツが戦った02年の21本塁打を上回り、史上最多となった。

 観客が総立ちで声援を送った九回裏のアストロズの攻撃。2死からグリエルが守護神ジャンセンのカットボールを捉えて中越え二塁打としたが、あと1本が出ず。第2戦に続き、シリーズ2度目の延長戦に突入した。

 フィールドに歓喜の輪が広がったのは延長十回だ。アストロズのブレグマンが2死一、二塁の場面で左前へ劇的なサヨナラ適時打。5時間17分の死闘に終止符を打った。

最終更新:10/30(月) 14:51
デイリースポーツ