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SUBARUグループ下請先は8776社、県別では「群馬県」が3位

10/30(月) 9:58配信

帝国データバンク

 日産自動車に続き、SUBARUの群馬製作所(群馬県太田市)においても無資格者による新車の完成車検査を行っていたことが27日までに判明した。日産の無資格検査問題を受け、社内調査を進めるなかで発見したという。今後リコールに発展するおそれもあり、販売面とともに、SUBARUグループと取引のある下請企業に影響を及ぼす可能性もある。
 
 帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(147万社収録)の中から、SUBARUグループと直接、間接的に取引がある下請企業(一次下請先、二次下請先)を抽出し、都道府県別、業種別、年商規模別に集計・分析した。SUBARUグループの下請企業実態に関する調査は、今回が初めて。

◇ 調査対象は、SUBARU本体のほか、同社の2016年度・有価証券報告書に記載がある連結子会社で、自動車および自動車部品の製造・物流・保管に関わる子会社5社(富士機械、イチタン、桐生工業、スバルロジスティクス、東扇島物流センター)の計6社とした

◇ 抽出条件は、製造業、卸売業、サービス業の3業種<食品などSUBARUグループの本業と関連の薄い業態は除く>で、資本金3億円以下の企業(個
人含む)を「下請先」とした

◇ SUBARUグループの複数社と取引関係がある企業については「1社」としてカウントした

◇ 取引の有無、売上高、所在地は最新のものとしたが、弊社調査後に変動している可能性もある

SUBARUグループの下請企業の合計は全国で8776社、「群馬県」は全国3位

1.SUBARUグループの下請企業の合計は全国で8776社(一次下請先993社、二次下請先7783社)にのぼることが判明。これらの一次下請先、二次下請先の総従業員数は47万5074人

2.都道府県別に見ると、「東京都」(2119社、構成比24.1%)がトップ。以下、2位は「愛知県」(812社、同9.3%)、3位は「群馬県」(733社、同8.4%)の順

3.業種別に見ると、一次下請先では「他の一般機械器具卸」が35社(構成比3.5%)で最多。二次下請先では、「産業用電気機器卸」が336社(同4.3%)でトップ

4.年商規模別に見ると、「1億~10億円未満」が4692社(構成比53.5%)で最多。「1億円未満」(1115社、同12.7%)と合わせて、全体の6割強が年商10億円未満の中小企業

日産では下請企業にじわり影響、SUBARUでも下請企業に影響が及ぶ可能性

 無資格検査問題から出荷停止に追い込まれた日産自動車に続き、SUBARUもまた、日産と類似の不正な検査を行っていたことが明らかとなった。先に不正検査問題に直面した日産自動車では、2週間とされる出荷停止の影響が関連の下請企業にじわりと広がっている。今回のSUBARUと日産とを単純比較はできないものの、今後リコールに発展するおそれもあり、販売面とともに、SUBARUグループと取引のある下請企業に影響が及ぶ可能性もある。