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資産運用、手数料に着目!!

10/30(月) 18:10配信

ファイナンシャルフィールド

ネット証券大手が続々と国内株式の委託手数料無料化に向けて動いています。

また、2018年1月からスタートする積立NISAの対象商品に株式は含ませんが、投資信託については買付け手数料が無料(ノーロードといいます)が条件の1つで、資産運用において「手数料」に着目する動きが顕著になってきました。

こういった土壌ができあがっていく中私たち一般投資家の取るべき行動もアップデイトが求められています。

無邪気に何度も売り買いするのはちょっと待って!

これだけ各社で値下げ競争が行われているのですから、せっかくの土壌を耕して大輪の花を咲かせるのは我々一般投資家の役目です。

安易に売買するのではなく、特に保有している限り必ず手数料(信託報酬)が控除される投資信託については、手数料に敏感になりましょう。

信託報酬が3%の投資信託ならば、それ以上の収益がないと結局マイナス

株式は、売り買いのときだけ手数料がかかりますが、保有中は手数料がかかりません。これに対して投資信託は、保有している限り毎日「すこーしずつ」でも手数料が皆さんの残高から控除され続けます。

例えば信託報酬が3%(年率)の投資信託があれば、年間で3%以上基準価額が上昇しなければかえってマイナスになっているという現実を確認しましょう。超低金利の投資環境で3%の利益を生むのは大変だということは、定期預金を見ても一目瞭然です。

しかし、なぜか、信託報酬の3%については無頓着な方が意外と多いです。消費税より安いじゃない、とおっしゃる方もいらっしゃいます。あれほど「元本保証」にこだわるのに、なぜか手数料は気にしない、というのは問題ありですよね。

ファンドマネジャーの手間暇がかからない手数料が安いインデクスファンドに注目

いろいろな創意工夫が施されたデコレーションケーキはシンプルなカステラよりも高価ですね。ファンドマネジャーが会社訪問をしたり情報収集をしたりするコストをパティシエが施すデコレーションと思ってください。

そういったコストを省いたカステラ(インデクスファンド)は一般的に安価です。最終的には、投資家が出したお金にどれだけ上乗せが乗るかということが問題なのです。


Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表

ファイナンシャルフィールド編集部