ここから本文です

木枯らし1号、なぜ東京と近畿だけ?2号はあるの?…気象庁に聞いてみた

10/30(月) 18:35配信

ホウドウキョク

「木枯らし1号」の知られざる真実

きょう(30日)、東京地方と近畿地方では強い風が吹き荒れ、気象庁が「木枯らし1号」が吹いたと発表した。
この「木枯らし1号」には“冬を告げる風”というイメージがあるが、果たして、どのような定義、条件があるのか?また、なぜ東京と近畿だけで発表するのか?
気象庁天気相談所の清水所長に話を聞いた。

「木枯らし」の真実

木枯らし1号の定義と条件

―木枯らし1号の定義は?

「晩秋から初冬にかけて吹く、初めての北寄りのやや強い風」です。

―木枯らし1号の発表にはどんな意味合いがある?

「季節の風物詩(=冬の到来)」という意味合いです。

―木枯らし1号の条件(基準)は?

東京地方と近畿地方で基準が少しだけ異なります。

東京地方は…
時期:10月半ばから11月末まで
気圧配置:西高東低の冬型
風向:西北西から北
風速:最大風速がおおむね8m/s以上

近畿地方は、おおむね以下の条件を満たした場合で…
時期:霜降(10月23日~24日)から冬至(12月22日前後)まで
気圧配置:西高東低の冬型
風向:北寄り(西北西から東北東)
風速:最大風速8m/s以上
ただし、大阪、神戸、京都、舞鶴、彦根、和歌山、奈良のうち3地点以上で観測した場合。

東京と近畿だけで発表する理由とは?

―木枯らし1号、東京と近畿だけで発表する理由は?

木枯らしの定義に合う風が吹くこと、人口が多いこと、そこに住む人々の話題にのぼることなどから、東京地方と近畿地方で始まり、現在に至っています。

東京地方、近畿地方以外では、木枯らし1号を発表したことはありません。

―木枯らし1号の基準が東京と近畿で微妙に異なる理由は?

木枯らしには科学的な基準はないので、とくに理由はありません。

気象庁が発表し始めた時期ははっきりしない

―木枯らし1号はいつから発表している?

木枯らし1号は、1968年頃から日本気象協会が発行する雑誌『気象』で記述されるようになったのですが、気象庁が発表し始めた時期は明確ではありません。

1979年~1985年の間に現在に近い基準になり、1991年に現在の基準になったということは分かっています。

1/2ページ

最終更新:10/30(月) 18:35
ホウドウキョク