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「授乳」以外はやって当然!?「イクメン」基準で男女激論!

10/30(月) 19:54配信

TOKYO FM+

イクメンという言葉が使われるようになって久しいですが、実際は日本の男性がイクメンになるには難しい現実もあります。厚生労働省の発表によると、2016 年度の男性の育児休業取得率は3.16%。少しずつその数字を伸ばしているとはいえ、男性が女性と同じように育児に時間をかけられるようになるのはまだ先のようです。そんな中、共働き世帯では、男女の“イクメン”に対する定義の違いにより戦いが勃発することも。
TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」の10月25日(水)の生放送では、パーソナリティをつとめる、たかみなが「男女で解釈が違う? どこまでやれば“イクメン”なのか問題」に寄せられたメッセージについて答えてくれました。

まずは女性陣の声。

「おっぱいをあげる以外の育児は、父親も母親も同じようにできるはずなのに、『爪切りはできない』とか『鼻水吸い器で鼻を吸うのはできない』、やりもせず『お前のほうが上手いから、お前がやったほうが子どものため』とか言われるとイライラします。こっちはうまくやれるまで何度も試行錯誤して、今できるようになってるのに……。家事に関しては、仕事の拘束時間が違う分、家にいる時間が長い私がやるのは納得してますが、育児に関しては、家にいる時間は半分やってほしいのが本音です。偶然親になったわけではなく、望んで親になったのだし、2人の子どもだから」(30代・女性)

「基本的に“手伝う”という意識ではなく、育児は共同作業と考えてほしい。母がいなくてもひと通りの育児をこなせて(父親流でもいいから)、お互い困ったときにサッと助け合えるのが理想。それがイクメンの定義かな」(40代・女性)

「母親がやったほうが早い」「自分ではうまくできない」という思いから、育児への参加に消極的になってしまう男性陣。ですが女性側からしてみると「私だって何もかも初めてだったけど、努力してできるようになったのに。なぜ男性は努力しないの?」と感じてしまうようです。実際にできる・できないより、「姿勢」を見せてほしい。そんな気持ちが伝わってきました。

では男性陣の気持ちは?

「共働きで妻に育児や家事の負担がいってしまうのは申し訳ない。でも、実際終電近くに帰宅する生活をしていて、体力的にも日々ギリギリです。女性のほうが休みを取りやすかったり、時短にしやすかったりするのは事実。今の日本の状況では仕方ない部分もあると諦めてほしい。男性のメインの仕事は、家庭を金銭的に支えること」(30代・男性)

この日ゲストだった大槻ケンヂさんは「男は単純に、できないって場合が多いのかな。整理整頓ができないのと同じで、育児にまつわる行動が苦手なのでは? それが男女逆の場合もありますよね。人には向き不向きがあるから、それを上手くシェアできるといいのでは」とコメント。たかみなも「難しいですよね。旦那さんも奥さんもどっちも大変なのは一緒だから、なんでわかってくれないの!という言い合いが止まらなくなっちゃう」と答えていました。

「女性はガミガミと怒るけど、自分のやれていないことには目をつむっていませんか? こちらは妻のできていないことには文句を言わないのに、妻はこちらのできていない部分にばかり注目する。車の運転や力仕事などはやっても、当たり前と思われ感謝されない」(40代・男性)

「子どもが熱を出したから」と早退できる状況の男性は、実際には少ないかもしれません。時代的にも過渡期にある中、お父さんたちが狭間で苦しんでいるという部分は大いにありそうです。

そんな中、我が家の夫はイクメン!という女性もいました。

「我が家はもともと、夫のほうが子どもをほしがっていて。『産んでくれたら僕が育てる』とまで言ってくれてたんです。実際生まれたら、周囲の人も驚くくらいのイクメンになってくれて……。もちろん夫のいない間は私が全てやりますが、夫はとても嬉しそうに育児を楽しんでいます」(30代・女性)

お願いしてやってもらうのではなく、自ら望んで育児を楽しんでくれるパターン。1番の理想かもしれませんね。

「周りのお父さんはイクメンなのに」「どうしてうちは……」と周囲と比べることによって落ち込んでしまうお母さんも多くいます。ですがそんな思いをするうち、「言葉や周りに振り回される必要はないのではないか」と考えるようになった、という女性も。

「イクメンやワンオペ育児という言葉が登場して以来、自分と周囲を比べたり、夫をイクメンなのかな?って考えることが増えてしまったんです。でも、それって本当に大切なことなのかな、って。夫婦にとって、実務的なことを半々にすることだけが必要なこと? 違うと思います。もっと、一緒にいて楽しいとか、子どもといるときの夫が好きだなとか、単純な部分が満たされていることのほうが大事。平等であることだけに焦点をあてると、日々がキツくなる気がします」(40代・女性)

言葉が登場することによって捕らわれてしまうこと、ありますよね。大変だと思っていなかったのに「大変ね」と言われ、急に負担を意識してしまったり。夫婦として目を向けなければいけないことは、実務的な部分だけじゃない……これは真理かもしれません。


共働き世帯が増え、男女平等が謳われ、価値観の変化が著しい今の時代。お父さんもお母さんも多くの悩みを抱えていると思います。「自分のほうが大変」とお互いに言い始めたら平行線。状況も個性も家庭によって違いますし、自分たちに合った方法を少しずつ見つけていけるといいですね。

(TOKYO FM「高橋みなみの『これから、何する?』」より)

最終更新:10/30(月) 19:54
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