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吉田山田 本当の意味でグループになれた、「変化」意識した一枚

2017/10/30(月) 12:07配信

MusicVoice

 男性2人組アーティストの吉田山田が11月1日に、約1年8カ月ぶりとなる5thアルバム『変身』を発売。結成から8年、10周年を前に「変わること」が必要だと感じたと話す2人。今作の制作を終えて、吉田結威は「本当の意味で吉田山田になれた気がしている」と語る。山田義孝は自身と向き合えた1枚になったと言う。アコースティックツアーで収録曲も披露され、確かな手応えを感じている様子。これから2人はどのように変化していくのか、話を聞いた。
【取材=長澤智典/撮影=片山拓】

「どういう覚悟で日々を生きるか」

――5thアルバムのタイトルは『変身』です。お二人とも、変わる必要性を感じていた?

吉田結威 僕ら、あと2年で結成10周年を迎えます。それまではすごく先のことだと思っていたのですが、今年の初め頃から「10周年へ向けての意識」が僕の中に、山田の中にも強く湧き上がり始めました。その10周年を迎えるにあたり、「今、何をしてなきゃいけないのか」を考えたとき、二人の中で「10周年のときに吉田山田としてこうなっていたい」というビジョンもしっかり見えました。ならば、「そこへ向かって、今やらなきゃいけないことを必死にやろう」ということになり、最初に必要な意志として掲げたのが「変身」…つまり「変わること」でした。そのうえで、今回のアルバム制作へと向かいました。

――10周年へ向かうにあたり、見えてきたことがあった。

吉田結威 具体的に「この場所に立っていたい」「こういう人間でありたい」ということも語れるのですが、それを公表してしまうと、それを実践することが全ての目的意識になってしまう。まわりも、そこだけを意識して応援していく形へ陥ってしまいます。僕らの願いとしては、具体的な目標を言葉にすることなく、いつしか理想とすべき場所に立っていたいし、求める人間像になっていたい。だから、あえて口には出さないようにしています。

――目指すべき姿や場所へ到達するには、自分たちを変えないことには難しいことだったと。

吉田結威 そうですね。もちろん、小さな変化は常に必要なことですが。目指すべき姿を求める上では大きな方向転換というか、目を向けるべき方向を変えなきゃと思いました。

――その意識は山田さんも一緒?

山田義孝 「10周年のときにこうなっていたい」という想いは、一緒です。これまでは各々として目標があった中、今回は吉田山田として向かっていくべき道筋を一つにしたことで、だいぶ考え方もシンプルになったというか。ステージって、人間的な部分がどうしても出てしまうんですよ。その上で辿り着いたのが「どういう覚悟で日々を生きるか」ということでした。

 今までは表面的な部分で「こうしよう」としていたわけです。結局は、根っこの部分に人の生き方って全部出るんです。それがわかっただけでも良かったです。

吉田結威 僕らの、二人のミュージシャンとしてのスタイルはそこだなと思って。僕らが8年間活動してきた中、改めて「吉田山田らしさ」として感じたのが「人としての生き様を音楽を通して伝えてゆくスタイル」で。だったら、変な近道や抜け道を探すんじゃなく、王道として歩むべき道を一歩一歩しっかり歩いてくほうが僕らには合っているなという気がしています。

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最終更新:2017/10/30(月) 12:07
MusicVoice