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希望の党が首相指名する渡辺周議員「どう反転攻勢していくかをポジティブに考えなければ」

10/30(月) 15:40配信

AbemaTIMES

 27日、希望の党が両院議員総会を開き、11月1日の首班指名選挙では党内で最も当選回数が多い渡辺周・衆議院議員に投票することを決定した。同党の玉木雄一郎・衆議院議員が「非常に良かったと思う。期別、そして年齢、様々な要素を勘案しても我が党の中でも最も経験のある政治家の一人なので」とコメントする一方、小川淳也・衆議院議員からは「戦略的に野党第一党の党首(=立憲民主党の枝野幸男氏)の名前を皆で書くということはあり得る選択肢だったんじゃないかという思いはある」と、立憲民主党との連携や将来的な合流を見据えたとみられる意見も出た。

 28日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した渡辺氏は「議会史に残るとすれば、今後も品行方正で生きていかないといけなという思い。背筋に一本芯が通りました」と話す。

 渡辺氏とアフリカ旅行をしたこともあるという自民党の平沢勝栄衆議院議員は「親しくお付き合いさせていただいている。こういう人がトップにならないとおかしい。渡辺さんほどすばらしい政治家は国会の中でも珍しい。これをきっかけにぜひ表舞台で活躍していただければ、野党はまとまってくる」とエールを送った上で、「自民党には当選十回以上もごろごろしているので、渡辺さんの8回でトップと聞いて、改めて新しい党なのだと思った」と感想を述べる。

 ジャーナリストの鈴木哲夫氏も「小川議員の意見も、筋としてはありだが、こういう議論が起きていること自体が国民にどう映るか。今まで影で支えてきた渡辺さんは、これをきっかけに前面で希望を引っ張っていくくらいの行動をした方がいいと思う」と指摘した。

 「排除」発言以降、風向きの変わった希望の党。総選挙投票日に小池代表が「今回、私は完敗ということをはっきりと申し上げたい」と述べた通り、立候補者235人中、当選は50人の惨敗。落選率は約8割に上り、若狭勝氏や馬淵澄夫氏なども落選。民進党出身者からは「来年にも希望の党は空中分解する」と、“手の平返し“な解党論も飛び出す。25日に行われた希望の党の両院議員懇談会は3時間にも及び、出席議員からは「180人の同志が戦死した。“第2自民党“であるならば、この希望の党は今すぐ解散した方がいい」「引責をされる以外、再出発のきっかけはできない。速やかな進退のご判断を頂きたい」など、小池氏への不満が爆発した。

 こうした声に対し小池代表が「私は創業者としての責任があるということで続けていきたいと思っている」と述べてる一方、執行部人事や国政については「私は都知事として都政に邁進をして参りたいと考えているので、国政は国会議員の皆様方にしっかりと委ねていきたい」と述べたことで、さらに“敵前逃亡“との批判も浴びている。

 こうした中、希望の党は再び総会を開き、人事は小池代表が全て決めるという規約を改め、特別国会終了後に代表選を行うことを決定。小池代表も「是非皆さんで一致団結してお進みいただけますように、よろしくお願い申し上げます」とコメントしている。この代表選には玉木氏が出馬に意欲を示している。

 投開票の翌日から朝日新聞が行った世論調査の結果によれば、先月の調査で7%だった立憲民主党は17%に支持を拡大、分裂前6%前後だった民進党に比べても大きな数字となっている。その一方、先月6%だった希望の党は3%に半減し、支持率でも失速を見せている。

 希望の党のゴタゴタに、橋下徹氏は「どこもかしこもろくでもない国会議員が多すぎる。小池さんの責任を口にすれば自分たちが有権者にどう映るのかの想像力もない。こんなことをやればやるほど希望は消滅に向かう。小池さんの看板がなければお前らのほとんどは落選してたんだよ!小池さんを批判するのは有権者だ」とTweet。平沢氏も「安保法制にもともと反対していたひとたちが、主義主張や政策ではなく、とにかく小池さんが起こした風で勝とう移っただけだから、落ちた人は自分の責任。だから党内ガタガタしていること自体が理解できない」と突き放す。民進党を離党、無所属で立候補し当選を果たした江田憲司氏も「選挙戦の最中、“無所属で良かった““希望の党には行きませんよね?“とい言われた。希望の党に行った人たちには相当な逆風が吹いていたと思う」とした。

 こうした声に渡辺氏は「逆風の中でも勝った議員がいるので、そこは小池代表のせいだけではなくて、自分の不徳の致すところ。私も相当票を減らしたが、それは日常活動や地域での活動がおろそかだったと反省して、誰かのせいにするべきではない。色々言っていた議員たちの中にも小選挙区で落ちて、比例復活をした人もいる。それはやっぱり希望の党のおかげで返り咲けた」と指摘、「国会に戻ってきてわずかな期間で“この党じゃダメだ。元の党に戻りたい“みたいなことを言うと、政治不信、政治家不信がまた高まってしまうし、“じゃあ何だったんだ、あの選挙は“となる。この党で出たんだから、失敗したと思っても苦しくてもやり抜くという人でなければ」と戒める。

 さらに「希望ではなく失望だ、絶望だとか言われているが、どう反転攻勢していくかをポジティブに考えなければ、全国で900万票を入れてくださった方々を裏切ることになる」と訴え、「小池さんが代表ではあるが、党内で一致団結するにはどうしたらいいのかということで、党規約も大島幹事長のもとで決めようということになった。新しく国会議員に選ばれたメンバーで、代表を選ぶ手続き、人事も早急に議論することになる」とした。(AbemaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

最終更新:10/30(月) 15:40
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