ここから本文です

MotoGPコラム:MotoGP人気高まるマレーシア。熱戦のセパンで見た、大小様々なドラマ……

2017/10/30(月) 18:15配信

motorsport.com 日本版

 第17戦マレーシアGPは、大詰めを迎えて緊迫感を増すMotoGPクラスのチャンピオン争い、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)の攻防に最も大きな注目が集まった。結果はご存じのとおり、ドヴィツィオーゾが優勝して、年間総合優勝の決定を最終戦までもつれこませた。

MotoGPマレーシアGPのフォトギャラリー

 彼らの頂上決戦以外にも、今年のセパンサーキットでは大小様々なドラマが繰り広げれていた。ここでは、そのうちのいくつかを拾い上げてみたい。

ファン・デル・マーク”ようやく”MotoGPデビュー

 レースウィーク初日の金曜に注目を集めたのが、SBK(スーパーバイク世界選手権)に参戦するマイケル・ファン・デル・マークの代役出場だ。ジョナス・フォルガー(モンスター・ヤマハ Tech3)の病欠により、今回は彼が走行することになった。

 ファン・デル・マークはアラゴンGPでもバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハMotoGP)の代役候補として待機していたが、骨折から奇跡的な復活を遂げたロッシが最後まで走りきったために、サーキットを訪問しながらも結局彼の出る幕はなかった。今回はサテライトチーム仕様とはいえ、初めてYZR-M1に跨がるチャンスを得た。

 初日の総合順位は19番手。カーボンブレーキやミシュランタイヤ、共通ECUなどあらゆることが初体験でも最下位を回避したのだから、決して悪い内容ではない。この順位に納得しているのかどうか走行後の彼に訊ねてみたところ、笑顔で次のように語った。

「正直なところ、特に最初のセッション(FP1)は、自分で予想していたよりもよく走ることができてちょっと驚いた」

「特にタイヤが難しいから気をつけるようにとも聞いていたんだけど、普通に乗ることができたよ。午後の雨では少し苦労したので、他の選手の後ろについて走ってみたんだ」

 予選はさすがに厳しい順位で最後尾グリッドのスタートになってしまったが、日曜の決勝レースでは序盤にうまく順位を上げ、最後はポイント圏内目前の16位でゴール。

「とてもいいウィークで、M1はとても素晴らしかった」と納得した様子で、この週末を締めくくった。

1/3ページ

最終更新:2017/10/30(月) 18:15
motorsport.com 日本版