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英HSBC、アジア重視戦略奏功-CEO交代控え3四半期連続増収

10/30(月) 13:12配信

Bloomberg

英銀HSBCホールディングスはアジア重視戦略が実を結びつつある。来年2月にスチュアート・ガリバー最高経営責任者(CEO)から後継者ジョン・フリント氏に経営のバトンが引き継がれるのを前に、同行は3四半期連続で増収を達成した。

アジアからの収入は同行の5つの事業展開地域で最大の伸びとなった。7-9月(第3四半期)の調整後収入がアナリスト予想を上回る130億ドル(約1兆4800億円)に達するのを後押しした。同行が事業拡大の標的としている中国・広東省では、融資が11億ドル増加した。

ガリバーCEOは発表資料で、「アジア重視の姿勢が香港や珠江デルタを中心に収益率の向上や融資の伸びを推進した」と述べ、融資の伸びなどが「3つの主要グローバル事業全てで調整後収入の押し上げにつながった」と説明した。

ガリバー氏は在任期間の大部分を同行の広大な世界的ネットワークの縮小と集中管理に費やし、100近い事業と18カ国から撤退してきたが、フリント氏は来年2月にCEOに就き、アジアを重視する拡大路線の経営を引き継ぐことになる。

30日の発表資料によると、7-9月の調整後収入はアナリスト15人の予想平均の127億ドルを上回った。税引き前利益は1%減の54億4000万ドル。予想は54億1000万ドルだった。

決算発表を受けて同行の香港上場株は上昇し、午前の取引は1.1%高の77.95香港ドルで終了。午後の取引では上げ幅を縮小している。

原題:HSBC’s Asia Push Bearing Fruit for Gulliver Before Hand-Off(抜粋)

Stephen Morris, Alfred Liu

最終更新:10/30(月) 16:02
Bloomberg