ここから本文です

【シンガポール】金融業向け産業変革マップ、年4000人雇用創出

2017/10/31(火) 11:30配信

NNA

 シンガポール金融管理庁(MAS)は30日、金融業界の産業変革マップ(ITM)を発表した。業界内で年間4,000人の雇用創出を目指す。
 ITMは革新的なビジネスモデルや新技術の導入を促す政府のロードマップ(工程表)。23業種が対象となっており、今回が12業種目となる。
 MAS理事会のメンバーに名を連ねるオン・イークン教育相(高等教育・技能担当)兼第2国防相が金融業界向けITMの詳細を説明。付加価値額は年4.3%の成長を目指し、生産性は同2.4%向上させる意向だ。これらの数値は国内経済全体の目標を上回る。また金融サービス業で年3,000人、フィンテック(ITを活用した革新的な金融サービス)業界で同1,000人の雇用増を目指す。
 具体的には、電子決済やデジタルIDの統一規格導入に向けて金融機関同士の連携を促すほか、分散型台帳技術(DLT)を使った銀行間取引の新ソリューションの開発支援、海外のフィンテック産業との協力推進などを行う。
 シンガポールは、富裕層向け資産運用やファンド事業、為替取引のハブを目指している。ITMの策定は、世界の金融市場でシンガポールの地位向上を図るとともに、アジアの金融業界の発展を支えながら自国の経済成長を推進するのが狙いだ。

最終更新:2017/10/31(火) 11:30
NNA