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中国人店員が戸惑う…家電量販店の「しきたり」日本人、毎日なんで? 爆買い下火になった「あの商品」

2017/11/1(水) 7:00配信

withnews

 家電量販店には多くの外国人買い物客が訪れ、様々な商品を買っていきます。店内にある免税カウンターは、そんな外国人買い物客で毎日、混み合っています。そして、爆買い客の応対をするのも、同じ中国人の店員です。美容グッズが飛ぶように売れる一方、以前、人気だった「あの商品」は下火に。家電量販店の免税店カウンターから見た日本について聞きました。

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全員で「唱和」に戸惑う

 話を聞いたのは、中国江蘇省・蘇州市出身のミョウさん(22歳)です。父親の仕事の関係で、子どものころから日本人の知り合いがいて、大学は日本に進学したいと決めていたそうです。2013年に高校を卒業して来日、日本語学校を経て、現在は都内の私立大学の経営学部3年生です。

 経済的には困っていないそうですが、家電量販店の免税カウンターは中国語だけでなく、英語も鍛えられるため、働いているそうです。

 働きはじめて、まず、戸惑ったのは「唱和」(しょうわ)でした。

 売り場に出る前に、接客用のあいさつ文を日本語、英語、中国語で話さなければならないのです。

 「最初は慣れませんでした。一人で『唱和』し、小さい声しか出なかったです」

 驚いたのは、日本人の従業員が数人グループで、大きな声で「唱和」をしていたこと。日本人の店員は「唱和」を通して、簡単な中国語を話せるようになっていたことを知ります。

 ミョウさんは「中国にいた時から、日本のサービスが素晴らしいと聞いていましたが、『唱和』のような積み重ねがあったんですね。従業員たちの必死な働きを知りました」と話します。

日本人はまじめ…「常に緊張感」

 実際に日本に来て、自分がサービスを提供する側になると「感覚が全く違った」そうです。

 「日本人のお客さんは、とても真面目です。店員の自分もミスがないよう、常に緊張感を保たなければなりません。間違いがあれば、クレームが来てしまいます。中国だと多少の融通が利くし、お客さんも完璧なサービスをあまり求めていないですが……」

 免税カウンターは同じ中国人を相手にするため、日本人ほど緊張はしないそうです。

 「中国人のお客さんが気軽に声をかけてくれるケースもあって、働きやすい雰囲気です。同僚にはうらやましいと言われたことがあります」

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最終更新:2017/11/1(水) 7:00
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