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大仁田ラスト出撃 曙と高山の思い背負ってリングへ

10/31(火) 12:10配信

東スポWeb

 31日の後楽園ホール大会で引退する邪道・大仁田厚(60)が30日、ラストマッチにかける思いを激白した。電流爆破戦を復活させてくれた最大の功労者である元横綱曙(48)と帝王・高山善廣(51)の思いも背負ってリングに立つという。また12月3日に東京・新木場1stRINGでプロデュース大会「大仁田反省会」を開催し、レフェリーデビューすることが分かった。

 引退試合を翌日に控えたこの日、大仁田は29日に最後の電流爆破デスマッチを行った名古屋から帰京。いつになく神妙な表情で「今日の今日になって、俺は本当にやめるのか?って思うね。正直、まだ実感がない」と口にした。

 ラストマッチカードは紆余曲折を経ながらも大仁田、鷹木信悟(34)、KAI(34)組VS藤田和之(47)、ケンドー・カシン(49)、NOSAWA論外(40)組に落ち着いた。改めて対戦カード表を見ると、2人の男の姿が脳裏に浮かんだ。曙と高山だ。「本当に2人は素晴らしかった。電流爆破を復活させてくれた立役者。引退ロードで戦えなかったのはショックだった。だから2人の気持ちも背負って上がる。俺だけ元気なわけだし」と改めて決意を固めた。

 忘れもしない。2012年8月26日横浜で実現した曙との電流爆破戦を機に大仁田は、再び世間の注目を集めるようになった。また15年1月23日大阪の爆破戦では、大仁田を下した高山が初代爆破王の座に君臨し、邪道マットをけん引した。その曙は現在「右脚蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と「感染症」、一方の高山は「頸髄完全損傷」と診断され、必死のリハビリを続けている。この5年間を振り返りつつ、最大の功労者である2人への恩義を忘れてはいなかった。

 もちろん常に言動が賛否両論を巻き起こす中にありながら、最後までついてきてくれた“邪道信者”への恩もある。「最近こみあげてくるのは、お前たち(ファン)がいたからやれたんだって。じゃなきゃ、やってない。だから少しでも還元したい」という思いから、12月3日にプロデュース興行「大仁田反省会」(新木場)を開催することを明かした。

 プロレス人生を反省を踏まえて振り返るトークショーのほか、プロデュース試合では当然試合出場はないが、レフェリーを務める予定だ。最後はボロボロになった革ジャンに消えかかっていた「邪道」の文字をしたためると「心の底から『ありがとよ』っていう気持ちじゃ!」と大仁田。2017年10月31日。いよいよ運命のリングに立つ日がやってきた。

最終更新:10/31(火) 12:10
東スポWeb