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秋季高校野球東海大会準決勝 中京学院大中京―静岡

10/31(火) 8:28配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 ■静岡一丸の勝利 V王手

 ▽準決勝(岡崎市民第1試合)

 中京学院大中京(岐阜1位)

 101100010―4

 22030000×―7

 静岡(静岡1位)     

 ▽二塁打 林、福島(中)斎藤来(静)

 ▽暴投 後藤(中)

 ▽捕逸 藤田健(中)黒岩(静)

 ▽試合時間 2時間39分

 【評】静岡は村松の4安打など計13安打で7点を挙げ、中京学院大中京を退けた。

 初回に1点を先行された静岡はその裏、村松の中前打と斎藤来の二塁打で無死二、三塁と攻め、黒岩の一ゴロで同点。成瀬の犠飛で勝ち越した。その後も好機に適時打が出て前半にリードを広げた。

 後半は好機にあと一打が出ず12残塁したが、先発の右腕春が踏ん張った。春はスライダーを主体に制球良く低めを突き、8奪三振、自責点1で完投した。



 ■強風の悪条件 成長見せる

 台風一過の球場には強風が吹き荒れ、バックスクリーン上に掲げられた国旗は、ちぎれんばかりにはためいていた。悪条件に静岡ナインは一丸で立ち向かった。栗林監督は「ミスも出たが、次のプレーで挽回したり、他の選手がフォローしたりしていた」と選手の成長を実感した。

 マウンドの向かい風に相手の中京学院大中京投手陣は10四死球と制球に苦しんだ。砂ぼこりが舞うたびにタイムが掛かり、投球のテンポも乱された。2時間39分の長丁場。だが、静岡の主戦春は「粘り強くストライクゾーンに投げられた」といつも通りの投球を見せた。

 バッテリーは、向かい風では変化球が曲がりやすくなることを利用した。大きく変化するスライダーを効果的に使い、直球の軌道を風に合わせて微調整しながら丁寧に投じた。攻めては、昨秋からの主力村松が「力まず自分のスイングを心掛けた」と4安打2打点の活躍でけん引した。

 大会は雨で3度の順延があり、チームの愛知滞在は1週間に及んだ。「タフな大会。我慢比べになった」と指揮官。宿舎での集団生活が長くなるにつれ結束力は増した。「自宅から通う選手と下宿生が一緒にいる時間が長くなり、たくさん話ができた」と黒岩主将。

 選抜出場を有力にした静岡。だが黒岩は「優勝を目標にやってきた」と表情を緩めない。村松も「決勝に全力を尽くす」と気合を入れ直した。

静岡新聞社