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フィフィも批判 大阪・女子高生「黒染め」強要問題が世界で報道

10/31(火) 16:45配信

東スポWeb

 大阪府の公立高校3年の女子生徒(18)が、生まれつき茶色い頭髪を学校から黒く染めるよう強要され精神的苦痛を受けたとして、約220万円の損害賠償を府に求める訴えを起こした問題が、世界中のメディアに拡散している。

 この女子生徒は、2015年4月に入学。母親は入学前から「(茶髪は)地毛なので配慮してほしい」と学校に伝えていたが、入学後1、2週間ごとに学校側から黒く染めるよう指導されたという。2年の2学期からは「染め方が足らない」と4日ごとに強要し、度重なる染色で生徒の頭皮はかぶれ、髪はぼろぼろになってしまった。

 文化祭や修学旅行には茶髪を理由に参加させてもらえず、指導の際に過呼吸で倒れ救急車で運ばれたこともあった。この女子生徒は昨年9月から不登校になっている。

 同高校や府の教育庁は取材に対し「係争中なので答えられない」としている。学校側は「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒染めさせることになっている」と生徒の代理人弁護士に説明しているという。

 この問題に対し芸能界でも憤りの声が上がっており、エジプト人タレントのフィフィ(41)は、ツイッターで「私もパーマか?って聞かれたり…天パにストパーかけろって強要する先生もいて、パーマかけろって本末転倒だよね」と自身の頭髪指導経験もふまえて批判した。

 この女子生徒の訴訟問題は、複数の海外メディアでも取り上げられ、英国の大手メディアBBCは「生徒に一個人としての自由がほとんどない」と報道。特に外国人にとって奇異に映るのは、多くの公立高校で生徒に提出が求められる髪の毛が地毛なのか、染色またはパーマをかけているのかを証明する「地毛証明」で、「日本固有の厳格なルール」(英・BBC)などと紹介されている。

 頭髪への校則を巡る生徒側から学校への訴訟では、「熊本県の公立中学校で、『男子生徒は丸刈りにすること』と定められた校則に反し長髪にしていた男子生徒が、学校に対し損害賠償を請求」(1985年)、「東京都の私立高校に通っている女子生徒が、パーマをあてたことを理由に自主退学を勧告され、卒業の認定を請求」(96年)など、国内で度々問題となっている。

最終更新:10/31(火) 16:45
東スポWeb