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【アルゼンチン共和国杯】昨年以降4勝のプレストウィック 変身の秘密は

10/31(火) 22:39配信

東スポWeb

 GI開催がひと休みとなる今週末は競馬三昧の3日間競馬(11月3~5日)。4重賞の豪華版で日曜の東京ではGIIアルゼンチン共和国杯(芝2500メートル)が行われる。3連単92万円超(2009年)など、しばしば伏兵が台頭するハンデ重賞だ。当欄が狙う高配の使者はプレストウィック。昨年のこのレースは10着に敗れたが、オープン特別勝ちの勢いを駆って臨む今年はひと味違う。 

 これまで6勝している6歳馬のプレストウィック。しかし、これは若いうちからコツコツと積み上げた数字ではない。4勝は昨年以降…5歳になってからのものだ。かつては大崩れしない半面、勝ち切れないイメージもあったが果たして何が変わったのか?

「少しずつ力をつけてきたのは確かだけど、もともと上に行けそうな素質はあったんです。ただレースで気を抜く面があって勝ちあぐねていました」

 こう振り返るのは佐野助手。では一体、何をきっかけに昨年から勝ち切れるようになったのか。

「外国人騎手でしょう。腕っ節の強い彼らが乗るようになってから踏ん張りが利くようになってきました。前走(丹頂S=1着)で乗ったルメール騎手は『最後の20メートルは気を抜いていた』と言っていたし、まだ完全には解消されていませんけど、うまくカバーするように乗ってくれています」

 確かに成績を振り返ると、近3戦の勝利はいずれも外国人騎手(ルメール2勝、ボウマン1勝)。今回、ルメールの手は離れるものの、代わりに騎乗するのがフランスの名手シュミノーだから不足はあるまい。

 肝心の体調面も文句なしだ。1週前追い切り(25日)は美浦南ウッドで5ハロン70・8―40・8―12・8秒をマーク。「馬場が悪かったので時計は速くないけど、動きは良かった。この馬、体重が増えやすくて調整に苦労することもあるんですが、今回はちょうどいい数字で放牧先から帰ってきた。すこぶる順調ですよ」

 加えて再三の降雨でかなり荒れた現在の東京の芝も合いそう。

「コース実績があるのはもちろん、これまで重馬場や洋芝で勝ってきた実績から、きれいで速い馬場よりもタフな馬場のほうがいいはず。実績馬とはハンデ差もあるでしょうし、スタミナの生きる展開になれば…」

 今春のメトロポリタンS(3着)で小差だったヴォルシェーブ(GII目黒記念=2着)やカフジプリンス(GIII新潟記念=3着)のその後の活躍から、今のプレストウィックが重賞で活躍しても不思議ではない。“昨年の10着馬”と見くびらないほうがよさそうだ。

最終更新:10/31(火) 22:48
東スポWeb

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