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格安電動スクーターを販売したのはスマホケースメーカー

10/31(火) 11:50配信

投信1

新たに電動スクーター市場に参入してきたXEAM

東京モーターショー2017(10月28日~11月5日)では、今までになく多くの電気自動車が大手メーカーから出展された。参入障壁が少ないと言われる電気自動車だが、新規参入は少なかったのが逆に目立った。そのなかでも目を引いたのが、福岡にある株式会社MSソリューションズが販売する電動スクーターのXEAM/notte(ジーム/ノッテ)だ。

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XEAMはブランド名、notteは電動スクーターの車名だが、「乗って」にひっかけたネーミングがなんともかわいらしい。販売元はスマホケースの販売を行っているメーカーで、飽和状態にあるスマホケース市場から次の一手を考えるべく、中国国内で売れ行きが著しい電動スクーターに目を付けたのだ。

東京モーターショー2017で登場した格安電動スクーターの実力は

東京モーターショーで登場したnotteは、2017年10月に発売されたばかり。スペックを見ると、まず重要な走行距離は約60km。1回の充電で60kmしか走れないのかと思いがちだが、都市部ではスクーターで片道30km走るシチュエーションはそれほど多くはない。

実際に国内大手2輪メーカーが販売している電動スクーターの倍近い走行距離になることからも、電動スクーターで60kmも走れるというのが、いかに優れているのかがわかるだろう。

バッテリーは着脱式のリチウムイオンバッテリーを採用。搭載時も、取り外し時も家庭用100V電源からACアダプターで簡単に充電ができる。充電時間は10時間とちょっと長くかかるのだが、継ぎ足し充電をすれば充電時間はそれほど気にはならないだろう。

車両重量は約64kgと、一般的な50ccのスクーターと比べても10kg程度軽く仕上がっており、女性や小柄な方、中高年でも楽に扱える。

電動スクーターは当然電気を使うのだが、経済性で考えると一般的な50ccスクーターが1kmあたり約3.4円かかるのに対して、notteは1km約0.5円と、ガソリンエンジンのスクーターに比べて7分の1程度のランニングコストに抑えることができる。さらに内燃機関を使っていないため、エンジンオイルやプラグ、エアクリーナーの交換は不要となる。

電動スクーターというと、50ccスクーターよりも車両価格が高いのが一般的だった。しかしnotteは50ccスクーターだけでなく、すでに発売されている他社の電動スクーターよりもかなり安い14万7000円(税抜)で販売している。唯一残念なのが補助金の対象となっていない点。これは今後の課題だろう。

カラーはパールホワイト、シルキーピンク、ピュアレッド、ライトブルー、ライトラベンダー、クールブラックの6色だが、全体的に丸みをおびたデザインと女性が好む優しいカラーバリエーションになっていて、こちらでも女性をターゲットにしているのがわかる。ただ、メーカー担当者によると実際の予約販売数は男女比で半々だとのことだ。

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最終更新:10/31(火) 16:10
投信1