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伊勢神宮の式年遷宮 中津川で御用材伐採

10/31(火) 8:18配信

岐阜新聞Web

 伊勢神宮(三重県伊勢市)の次期式年遷宮で建材として使われる御用材の伐採を始める「斧(おの)入式」が30日、岐阜県中津川市加子母の加子母裏木曽国有林で執り行われ、樹齢約100年の木曽桧を伝統の伐倒技法「三ツ緒伐(ぎ)り」で切り倒した。
 同神宮では1300年以上前から20年に一度、内宮と外宮の社殿などを一新して神様を遷(うつ)す「式年遷宮」を行っており、建材や御神木に使うヒノキ材を同国有林や長野県木曽地域の国有林などから調達している。
 式は、御用材の調達を始める前の安全祈願を兼ねて行われ、同神宮の大宮司をはじめ、県内の林業関係者や地元の中学生ら約300人が参加。同市内外の林業者でつくる裏木曽三ツ伐り保存会の6人が伐採手の「杣人(そまびと)」を務めた。
 杣人は白装束で樹高22メートル、胸高直径52センチの桧を室町時代から伝わる三ツ緒伐りで、幹の三方向から斧を入れて伐倒。「大山の神、左よき横山一本寝るぞー」の掛け声で桧が横たわると歓声と拍手に包まれ、杣人は桧のこずえを切り株に差して山の神様に感謝した。
 今後、同神宮では同国有林などから約1万本の御用材を調達していくという。

岐阜新聞社

最終更新:10/31(火) 9:11
岐阜新聞Web