ここから本文です

明日からテンはテンでも「デンソーテン」

2017/10/31(火) 9:05配信

ニュースイッチ

富士通テンが社名変更

 富士通テン(神戸市兵庫区、山中明社長)は11月1日付で「デンソーテン」に社名変更する方針を固めた。親会社が富士通からデンソーに移るのに伴い、社名にデンソーを冠してグループであることを明確にする。自動運転などの先進技術の開発が活発化する中、デンソーは富士通テンの子会社化により連携を推進する。

 デンソーは2016年9月に富士通テンを子会社化する検討を始めたと発表。17年4月に日程を10月2日と公表したが、9月に日程を11月1日に変更していた。中国などで競争法の審査が長引いたとみられる。

 デンソーは富士通が保有する富士通テンの株式の一部を約169億円で取得する。出資比率はデンソーが現在の10%から51%に高まり、富士通は現在の55%から14%へ下がって、トヨタ自動車は35%を維持する。

 富士通テンはカーナビゲーションシステムや車載ECU(電子制御ユニット)、ミリ波レーダーなどを手がけ、17年3月期の連結売上高は3836億円(前期比5・6%増)。自動車部品で世界シェア2位のデンソーは富士通テンと関係を深め、自動運転技術や電子基盤技術を強める。

<デンソー、自動運転開発を加速>

 世界第2位のメガサプライヤー、デンソーは走行環境認識では画像センサーやミリ波レーダー、レーザーレーダー、ソナーなどを幅広くそろえ、組み合わせて提案できる強みを持つ。20年に向けて高速道路での合流支援や車線変更支援、緊急時の退避支援などの技術を開発中だ。

 自動運転などの先進技術の開発競争が活発化する中、有馬浩二社長は「モビリティーの新たな価値創造を目指す『第2の創業期』を迎えている」と表現する。

 富士通テンの子会社化のほか、5月には画像認識用のAIの共同開発などで手を組む東芝と協業を拡大すると発表した。

 自動運転技術で重要となるAI関連ではデンソーアイティーラボラトリ(東京都渋谷区)で先行開発を実施。AIなどの世界的権威である金出武雄米カーネギーメロン大学教授と技術顧問契約も結んだ。

1/2ページ

最終更新:2017/10/31(火) 9:05
ニュースイッチ