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各自が抱える二律背反!~『コウノドリ』は選択を迫られる現実を考えるドラマ~

2017/10/31(火) 18:40配信

トレンドニュース(GYAO)

「ペルソナ総合医療センター」を舞台に、「命」に向き合う医師や妊婦などをめぐるヒューマン医療ドラマ『コウノドリ』。
第3話までの放送を見る限り、妊娠・出産・子育ての中で、多くの二律背反となる選択肢を医師・妊婦・妊婦の家族が迫られている。そして悩みながらも“最善のどれかを選ぶ“ことが、生きるということと訴えているようだ。

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今回は2015年10月にドラマ化された同作の続編だが、前作に劣らず評判は上々だ。前作では第3話で視聴率が急落したが、今回は3話とも11.8~12.9%の中に入る安定ぶり。データニュース社「テレビウォッチャー」が調べる満足度も、結果が出ている2話目までは前回を上回っている。
今クールGP帯の全ドラマの中で比較しても、初回満足度は『コウノドリ』が4.05でトップ。2位『陸王』とは0.07差、3位『ドクターX』にも0.13の差をつけており、内容については断トツで支持されている。

■それぞれの二律背反

今回のシリーズでは、二律背反とでもいうような難しい選択肢が、登場人物たちに突き付けられる。
例えば初回では、キャリアウーマンの彩加(高橋メアリージュン)が、「障害を持った子の出産・育児」か「自分が手掛けた仕事のプロジェクト」優先かで悩む。また耳の聞こえない夫婦は、「障害を持つがゆえ子育ては難しいので諦める」か「それでも産み育てたい」の選択で悩む。

第2話は、子宮頸(けい)部腺がんと診断された妊婦(土村芳)の話。
若いためにがんの進行が早く、まだ完全におなかの中で育っていない赤ちゃんをどこまで母体に留めて成長させるか。ただしそれは、母親の治療を遅らせることを意味する。非常にシビアな決断が医師たち関係者に迫られた。
具体的には、28週で出産すれば母親のがん治療を早期に開始でき、生存の可能性が高い。しかし赤ちゃんへの負担が大きくなり、障害をもって生まれてしまう可能性が高い。逆に32週まで待てば赤ちゃんはより安全だが、母のがんが進行して手遅れとなる可能性が高い。

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