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糖化ストレス対策の定着に期待 同志社大学八木雅之教授

10/31(火) 18:01配信

健康産業新聞

糖化について、一般認知が進みはじめて「糖化は老化」がアンチエイジングのなかのキーワードになってきました。昨年あたりからTVの取材も多く、NHKの情報番組をはじめ、複数の番組で糖化について、当大学の研究室を取り上げていただくなど、糖化への注目度が高まっていると実感しています。

体への糖化の影響では認知症に対する影響も注目されてきました。糖尿病患者に認知症有病者が多いことやアルツハイマー病で脳内のAGEsが増加していること、特徴病態である老人斑周辺にAGEsの蓄積があることから、糖化と関連がある可能性が高いとみられています。また、糖化の測定についてもトピックスが出てきています。まず、シャープ社の「AGEセンサ」が発売されたことです。

先日の行われた展示会「ダイエット&ビューティーフェア/アンチエイジングジャパン」でもブースは大盛況でした。AGEs測定器としては、国産品第1 号となるので、今後の展開に期待しています。続いて、アボット社の「Freestyleリブレ」が昨年発売され、今年9 月には保険適用となったことも大きいです。皮下間質液中のグルコース連続測定が2 週間連続測定可能です。血中グルコース測定ではないので正確性に欠けるという指摘もありますが、食事、運動、ストレスなどの血糖値への影響をモニターできるため、糖化ストレス状態が一目瞭然です。しかも、本体、センサー( 2 週間装着使い捨て)共に7,000円程度と、比較的安価なことに加え、糖尿病患者であれば保険適用なので、今後急速に広まると期待しています。

抗糖化素材関連では、糖化反応抑制作用素材が出揃っています。アークレイ社のAGハーブMIXを筆頭に、日本新薬のマンゴスチンアクアなども好調と聞いています。また製品では養命酒製造の「食べる前のうるる酢」(酢+難消化性デキストリン+AGハーブMIX)や、「糖ケアゆず+レモン味」(機能性表示食品)、「養命酒の黒酢」(黒酢+マンゴスチンアクア)など、これら素材や製品は、研究から臨床試験や論文化まで協力させていただきましたが、いずれも順調に展開されていて、嬉しく思います。

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最終更新:10/31(火) 18:01
健康産業新聞