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4回目の王者獲得ハミルトン、今年のタイトル争いが「これまでで一番厳しい戦いだった」と語る

10/31(火) 12:57配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、メキシコGPで9位に入り、2017年のF1ドライバーズチャンピオンに輝いた。ライバルであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、優勝すればタイトル決定を次戦以降に持ち越しとすることができたが、結局彼も4位に終わったため、ハミルトンの王座が決したわけだ。

自らの母親と共に”4回チャンピオン”のポーズを決めるハミルトン

 2008年のマクラーレン在籍時に自身初のチャンピオンに輝いたハミルトンは、その後現在の所属チームであるメルセデスに移籍。2014年と2015年にもワールドチャンピオンに輝いているが、いずれもチームメイト同時の戦いを制してのものであった。つまりメルセデス移籍後初めて、他チームのドライバーとタイトルをかけて戦ったということになる。

 ハミルトンはこれで4回目のタイトル。アラン・プロストとベッテルに並び、史上最多3位タイ記録となった。上には7回王者のミハエル・シューマッハーと、5回王者のファン-マヌエル・ファンジオがいるだけだ。

 そのハミルトンは、2戦を残した段階でタイトルを決したにもかかわらず、今年の戦いがこれまでで一番厳しいモノだったと語る。その理由は、ふたりのワールドチャンピオンを抱えるフェラーリの台頭と、復活の兆しを見せるレッドブルの存在だったという。

「確かに、これまでで最も厳しいタイトル争いだったと思う」

 そうハミルトンは語った。

「彼らは全て、やり方がそれぞれ異なっているんだ」

「(最初にタイトルを獲得した)2008年も厳しかったし、(タイトルを逃した)2007年も難しかった。特に2008年は厳しいモノだった。その後の数年は、少し違っていたけどね」

「今年は、チームを率いてドライブを助け、モチベーションを高め、素晴らしいチームメイトと共に望むべき方向にクルマを開発するため、正確に導いていかなければならないという立場にあった。そしてこのスポーツで最高のドライバーを抱えるフェラーリという素晴らしいチームと戦わなければならなかった。これは大きな挑戦だったし、とても楽しみにしていた」

「2チームが戦うことは素晴らしい。フリー走行を通じて、トップ6全員が0.1秒以内に入るような戦いだった」

「それは素晴らしいことだと思う。僕らはもっとそういうことを必要としている。それは僕らに限界までプッシュすることを求めるし、クルマを限界までプッシュする。最終的にはそれこそが、僕らがこのスポーツをエキサイティングだと思う理由だ」

 メルセデスのエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウルフも、4年連続でのコンストラクターズタイトルを獲得したものの、今年のチャンピオンが「チームにとって、最も難しい」モノだったと認めた。特に彼が”プリマドンナ”と称した”セッティングの難しいマシン”を最大限に活用することが、その”難しさ”の要因であったと語る。

「我々にはかなり浮き沈みがあった。新しい(レギュレーションの)クルマ、新しいタイヤ……それらが現実的に理解し、それを進歩させることは、チームにとって難しいモノだった。しかし、そこから我々の最大限を引き出した」

 そしてハミルトンは、自身の感傷をこう付け加えた。

「我々全員がその挑戦を楽しんできた。チーム内の全ての個人が、本当の意味で腕を上げたんだ」

「ファクトリーに行った時、僕は『午後7時とか8時まで、なぜここにいるんだ?』と訊いた。時には、もっと遅いこともあった。彼らは『チャンピオンシップに勝つためだ』と言った。それはそう簡単なことじゃなかったんだ」

Lawrence Barretto

最終更新:10/31(火) 12:57
motorsport.com 日本版