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東南アジア青年の船、石巻を訪問 震災被災地で意見交換 内閣府青年国際交流事業

10/31(火) 16:59配信

石巻かほく メディア猫の目

 日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の若者交流事業「東南アジア青年の船」(内閣府主催)に参加している青年30人が26日、東日本大震災の最大被災地・石巻を訪れ、県内の学生らと国の枠を超えて交流した。

 石巻専修大で開かれた交流会には、同大の学生も参加。自国の課題を探りながら意見を交わし、国際的な視野を広げた。

 友好と理解を深め、国際化が進む各分野でリーダーシップを発揮できる青年を育成することが目的。同事業のプログラムの中で、石巻を訪れたのは初めて。

 一行は、石巻市復興まちづくり情報交流館・中央館と震災を伝承する「つなぐ館」に立ち寄った後、石巻専大を訪問。3カ所に分かれ、NPO法人TEDICとフィッシャーマン・ジャパン、石巻専大の山崎泰央ゼミナールのそれぞれの活動紹介に耳を傾けた。

 この後、班ごとに六つのテーブルでそれぞれ聞いた活動の趣旨を共有し、グループ討論で意見交換した。最後は、自国の課題や解決のためにできることなどをワークシートにまとめた。

 インドネシアのマリア・ロザリン・ムアブアイさん(27)は「東南アジアでも漁師不足は深刻な問題なので、フィッシャーマン・ジャパンの活動は興味深かった。地元の青年たちとアイデアを出し合って交流できたのでよかった」と話した。

 共に石巻専大経営学部経営学科3年の柿沼翔さん(21)と関佑弥さん(20)は「英語が話せないので初めは不安だった。各国が抱える課題を知ることができたので、ゼミで取り組んでいるワークショップで共有したい」などと語った。

 事業には日本とASEAN10カ国の325人が参加しており、11のグループに分かれて各県を訪問している。船は11月2日に日本を出発し、12月12日まで東南アジアの国を巡る。