ここから本文です

【インタビュー】名古屋を背負う紅白歌手レスラー、ノリ・ダ・ファンキーシビレサスが灼熱王戴冠を熱望!「田村への挑戦権が欲しいんじゃない。俺は今、灼熱王が獲りたいんだ」

10/31(火) 23:24配信

バトル・ニュース

 11月5日、神奈川県を中心に活動するプロレス団体・HEAT-UPが行う東京・新木場1stRING大会で、シングルマッチ最強の選手を決める『灼熱王バトルリーグ☆2017』の決勝戦が行われる。
 『灼熱王バトルリーグ☆2017』とは、田村和宏率いるHEAT-UPが初めて敢行したシングルマッチ最強の“灼熱王”を決めるリーグ戦であり、9月2日より予選リーグが行われていた。
 このリーグ戦の予選リーグAブロックを唯一無敗(2勝2分)で勝ち上がって決勝進出を決めたのは、愛知県名古屋市千種区にある今池商店街を拠点に活動する今池プロレス所属のノリ・ダ・ファンキーシビレサスだ。

 ノリ・ダ・ファンキーシビレサスは、2004年の紅白歌合戦に『nobodyknows+』の一員として出場したアーティストでありながら、現在は名古屋を拠点にnobodyknows+としての活動も継続し、農家も兼業しているプロレスラーでもある。
 プロレスラーとしてのノリ・ダ・ファンキーシビレサスは、HIP-HOPグループのMCという華やかなイメージとは裏腹に、黒いショートタイツとブーツのみというシンプルなコスチュームで、堅実なレスリングテクニックを駆使して決め技のバックドロップに繋げていくというクラシカルな試合運びをする技巧派レスラーだ。

 様々な顔を持つノリ・ダ・ファンキーシビレサスだが、今回の灼熱王リーグ戦では、HEAT-UP代表で現王者の田村和宏と互角の戦いを繰り広げた末に引き分けに持ち込んで決勝に駒を進めるなど、プロレスラーとしても確かな実力を示している。

 今回のインタビューでは、ノリ・ダ・ファンキーシビレサスがプロレスラーとなった経緯から、名古屋のプロレス界を背負って灼熱王リーグ戦の決勝戦に臨む想いを語ってくれた。

――まず、NHK紅白歌合戦にも出場経験のある『nobodyknows+』のメンバーであるノリ選手が、なぜプロレスラーになろうと思ったのでしょうか
「元々名古屋の今池というところの出身で、そこの商店街が、商店街を盛り上げるためにプロレスをやろうという話になって、そこで初めは会場でゲスト解説みたいな感じで喋ってくれないかって話だったんですけど、今池の中で悪ノリしちゃって、『プロレス好きなら出ちゃいなよ』みたいになっちゃって(笑)」

――なるほど(笑)では、選手として試合をするにあたり、プロレスの練習などはどのような形で行ったのでしょうか
「名古屋でそういうプロモート的なことを動けていたのは、スポルティーバだけだったんですよ。具体的に動けたのが、スポルティーバの斉藤さん。スポルティーバがリング借りて選手集めて、っていうのが興行が派手にできたのがそこだけだったんで、今池プロレスも全面それでお願いしていた感じだったんですよね。スポルティーバの斉藤も『是非出たほうが良いですよ!』みたいになっちゃって、『それだったら練習しましょう!うちのレスラーも用意させるんで!』みたいな感じで(笑)その時、今池の興行が2月とかにあったんですね。11月くらいから練習が始まって『最低限の受け身だけは取れるようにしましょう』ということで……。そこから毎週、週2くらいで練習行くようになって、受け身だけじゃアレだからって、始めはずっと基礎体(力練習)でしたね。『ただのレスラーじゃねぇかな』と思いながら。『俺そんなんじゃねぇのにな』とか思いながら(笑)受け身をずっとやってて、最後の2週間くらいで『ドロップキックくらいは出来たほうが様になるよね』みたいな話になって、ドロップキックだけでも練習しますか、と練習して、本番を迎えた感じですね。それでもう、この一回で終わりだと思ってたんですよ。でも、斉藤が『せっかくだからデビューしようよ!』みたいに言ってきて(笑)」

――すると、最初はデビュー『してしまった』感じだったのでしょうか
「初めは『いや、いいです、いいです』みたいな感じで僕も流してたんですけどね(笑)」 

――しかし、プロレスラーとしてリングに上ってみたら楽しかったから続けてしまったという感じでしょうか?
「楽しかったんですかねー。でも、デビュー決まったら結構もう『水曜は毎週出てくれ』とか『誰々と試合決まったから』みたいな、もう、どんどん試合が組まれていって……ありがたいと言ったらありがたいんですけど(笑) その頃はまだ彰人(※現DDT所属)さんがいて、デビューしたての頃。なので、僕と彰人さんがひたすら練習していくみたいな感じになっていくんですよ、そっから」 

――デビューしてから、現在で何年目に当たるのでしょう
「7年目ですね」

――すると、今のノリ選手のファイトスタイルというか、クラシカルなテクニックはどこで磨いたのでしょうか。HEAT-UP灼熱王リーグ戦でのヒデ久保田選手との試合は、最初のロックアップから15分ドローになるまで動きに一切の無駄がない美しい試合だったと思います。あの試合は付け焼き刃の技術では出来ない試合だと思います
「元々大好きだったんですよ、プロレス自体が。動きは誰かの真似をしたとか誰みたいになりたいとかはなくて。今はFREEDOMSのGENTAROさんのファンだったりとか。ホントにもっと派手な選手とかも好きだったりするんですよ。GENTAROさんがジュニアだった頃とか好きだったりしたんで。ジュニアだけどたまに派手な技やるみたいな、そういうのが好きだったんですよ。今思うと、ジャンボ鶴田さんが一番好きだったんです。デビュー当時とか、僕ミサイルキックとかもやってたんですよ(笑) 結構、今考えるとちょこざいなことをやっていたんです(笑)一応、元々名古屋の選手といえども、食べれてないと言ってもプロでやっている人たちなので、『これはちゃんとやらないとな』と途中でスイッチが入ったんですよね。俺、横から入って、いきなりやって……ってのもアレだなーって。これはちゃんと1からやらないとすごく失礼だと思ったんですよ。全然年下だったんですけど、彰人さんにスパーリングでけちょんけちょんにされてたんで。『いやー、つえーなー』と思いながら。そこのときに出入りしてたのが、他団体なんですけど、杉浦(透)さんとか影山(道雄)さんとか。あとは入江(茂弘)さんもまだ名古屋にいたんで。試合とかになると名古屋でしょっちゅう会ったんで。みんな東京とかに行っちゃったんで……『そうかぁ』と思って」

――有名選手が皆東京などに進出してしまったから、残った自分が名古屋を、今池を盛り上げようという気持ちになったのでしょうか 
「そういう点では、僕は仕事のこともあって名古屋から出られないという点もあるんですよ。nobodyknows+の仕事も含め。僕、農業もやっているんですよ。なので、名古屋から出づらいというのはあるんですけど、正直そこまで興味がないというのもあるんですよ。東京でなんかしようとか。一時期、(高木)三四郎さんに呼んで頂いたりして、『やっぱ東京でやらないとダメですよ』みたいなことを言われたんですけど……よく考えたらプロレス一本で食いたいわけじゃないし、みんな履き違えてるなと思ったんですけど、そういうところで自分の中で抵抗感があって。『名古屋でやれてるから良いじゃん』みたいな感じがあったんですよ。(名古屋のレベルが東京などで)通じてるなあと思って。地味に、プロレス界で一番仲いいのは杉浦透だったりするんですよ」

――東京で試合をする姿を見かけることも増えてきて、HEAT-UPにはリーグ戦に参戦するなど準レギュラーのようになっているように思えます。その中で予選リーグを突破するなど結果も残しています。このリーグ戦に参戦してみてのご感想は
「リーグ戦は初めてだったんで、ある意味一試合目の近藤くんとの試合が印象に残ってますし、二試合目にヒデさんとドローになったとき、『やったな』と思ったんですよ。やっと足元が見えたなというか、名古屋の先輩なんで。一番意外だったのはCHANGOさんがああいう感じで来るんだって。意外だったというか、ああ来るとは思わなかった。田村に関してはしてやったり感がありましたね!(笑)15分使い切った!」

――田村選手は『リーグ戦突破の鍵は勝つことではなく、負けないこと。それにノリ選手は先に気付いていた』と言っていました
「あれは結構してやったりでしたけど、ヒデさんとの試合は必死でしたね。相手(兼平のいるBブロック)の方では、藤田(峰雄)さんとアラケン(新井健一郎)さんの試合が衝撃的でしたね。ダブルフォールかなんかでしたよね。あれは面白いなぁと思って」

――ノリ選手は2勝2分の負け無しで決勝に進出し、対する兼平選手は初戦で黒星が付いたりと、本人曰く『本当にキツかった』形で決勝に進出しました。結果だけを見るならば、対照的な勝ち上がり方だと思うのですが、これについてはどう思われますか?
「結構、一試合一試合が楽しくて。名古屋の方でも最近シングルが無かったんですよ。シングルがたくさんあるから『やったー!』みたいな感じでやってましたね。正直タッグよりシングルのほうが好きなんですよ。だから、リーグ戦が終わっちゃうのが寂しかったなぁって。もうちょっとシングルというか、リーグ戦やりたかったなあって。リーグ戦楽しかったなあって。体力的にはしんどかったけど、楽しかったですね!だから、勝った負けたは正直あまり考えてなかったんです」

――勝敗に固執せず、楽しんで戦ったことが勝因でしたか?
「そうですね。俺が一番リーグ戦を楽しんでた気がします。いやー、ホントに楽しかったんですよね。ワクワクしていたというか」

1/2ページ