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防災専門家招き東松島で研修会、140人出席 講演「あのとき避難所は」「二次健康被害予防」

2017/10/31(火) 17:03配信

石巻かほく メディア猫の目

 東松島市自主防災組織連絡協議会と市共催の2017年度第1回防災研修会が25日夜、同市大曲市民センターで開かれた。

 福島大うつくしまふくしま未来センターの天野和彦特任教授が「東日本大震災・ふくしまで起こったこと-あのとき避難所は」の演題で、講演した。

 震災で県庁運営支援チームの責任者として携わった天野教授は、体験談を交えながら「避難所のミッション(使命)とは、被災者の命を守ることだ」と強調。

 その上で、避難所のコミュニティーでキーポイントとなるのは、人と人とがつながる仕組みの構築だとし、「交流の場の提供と自治活動の促進が重要になる。結局人を救うのは人しかいない。胸に刻んでいただきたい」と訴えた。「避難所のコミュニティー形成は、ひいては生命を守る活動と、生きがい、居場所づくりの住民間のつながる力にもなる」とも力説し、理解を求めた。

 震災での教訓も紹介。「住民間のつながりが深い地域ほど災害に強い。市民活動を高めることはイコール地域力、市民力の高まりにもなる。皆さんの力で地域や人を守ってほしい」と語った。

 石巻赤十字病院の植田信策呼吸器外科部長兼医療安全推進室長も「避難所環境での二次健康被害予防」の演題で講演した。

 研修会には自主防災組織や消防団、交通安全指導隊、防犯実働隊、小中高校、市などから約140人が出席し、熱心に耳を傾けた。