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熾烈!日中のイバンカ・トランプ争奪戦

10/31(火) 18:13配信

ホウドウキョク

どの国も欲しがる大統領直結のイバンカ・チャンネル

アメリカのトランプ大統領の来日を前に、娘であり大統領補佐官でもあるイバンカさんが東京にやってきます。政府や経団連などが共催するWAW!=国際女性会議で3日特別講演するのですが、日本政府にとっては「してやったり」だと思います。と言うのも、主要国、とりわけ中国が、日本と競うようにイバンカさんとの関係づくりに邁進しているのですが、9月にイバンカさん夫妻に訪中してもらう企てが失敗していたからです。

イバンカ・チャンネルを奪い合う日中

イバンカさんはトランプ大統領が目に入れても痛くないほど溺愛しており、大統領への影響力も大きい。日本だけでなく主要国はみな、大統領へ直接つながり、例えば首脳同士では言いにくいことをそれとなく伝えてもらえる、特別なチャンネルとして欲しがっています。しかし、イバンカさんは一人だけですから、おのずと関係づくりで競い合うことになるんです。

イバンカさんとの関係作りあの手この手

イバンカさんは、日米、米中の首脳会談や会食に同席するだけでなく、今年2月1日にワシントンの中国大使館で開かれた春節のレセプションに娘のアラベラちゃんと出席。一方で、4月4日には日本大使公邸での桜祭りのレセプションにサプライズ登場しました。中国との関係ばかりが目立ってはかないませんから、日本大使館は頑張ったに違いありません。

中国はイバンカさんのビジネスを梃子に関係を深めようとしています。ファッションブランドの「イバンカ・トランプ」の商標を異例の速さで認めたり、中国からアメリカに輸出されている関連商品に関する情報にふたをしたりして便宜を図っているようです。その延長として中国は、イバンカさん夫妻に9月に訪中してもらおうとしていましたが、発表に至る前にポシャってしまいました。9月27日に、ワシントンでの中国ナショナルデーのイベントに夫妻で登場したのは、その埋め合わせの意味もあったと思います。

日本政府は独・メルケル首相から学んで「してやったり」

日本政府は、ドイツのメルケル首相が4月にベルリンで開催された「ウーマン20サミット」にイバンカさんを引っ張り出したことに学び、WAW!を使って来日を実現させたと思います。滞在中に日本側は、イバンカさんとの関係作りを進めるはずですが、それを中国が座視しているわけもなく、巻き返しを狙っているに違いありません。

風間晋

最終更新:10/31(火) 18:13
ホウドウキョク