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診療ガイドライン策定で動き出す巨大予防市場 関心高まるサルコペニア・フレイル

10/31(火) 19:10配信

健康産業新聞

加齢にともなう症候群として業界内でも関心が高まるサルコペニアとフレイル。日本サルコペニア・フレイル学会(荒井秀典代表理事)では、国内サルコペニア診療ガイドラインの策定作業が大詰めを迎えている。サルコペニアやフレイルは“食と運動”により予防効果が期待できることから、食品業界は大きな期待を寄せている。

サルコペニアとは、筋肉量の減少で身体機能が低下している状態を指し、転倒や骨折などの要因となる。フレイルは、筋力や身体機能のほか、疲労感や活力が低下した状態も含み、要介護になる危険が高い状態だ。適切な運動や食事などにより、予防や状態の維持が見込めるため、日本サルコペニア・フレイル学会では、ガイドラインで運動介入、栄養介入、薬物介入による評価などに触れる見通し。また、国立長寿医療センターが来年、フレイルの診断基準を定める予定だ。

フレイルの状態の人は、国内で250万人と推計されているが、認知度はいまだ高くない。「食と栄養」研究会が行ったアンケートでは、サルコペニアの認知度は27%、フレイルは8%に過ぎなかった。健康長寿の実現に向けた最重要課題として、普及浸透の取り組みが必要になりそうだ。

最終更新:10/31(火) 19:10
健康産業新聞