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【福島中央道開通・つながる福島-米沢】日帰りスポット増えた

10/31(火) 11:14配信

福島民友新聞

福島市と山形県米沢市をつなぐ東北中央道福島大笹生インターチェンジ(IC)―米沢北IC(35.6キロ、無料区間)が11月4日に開通する。福島市役所―米沢市役所間の所要時間は約20分短縮される。米沢北ICが起点の「米沢南陽道路」(8.8キロ、有料区間)との直結により、これまで弱いとされていた東北南部の交通円滑化や物流の効率化につながると期待される。開通の効果と期待を探る。
 「(開通は)期待感の方が大きい。マイナス面はほとんどないのではないか」。福島市西部の吾妻連峰中腹。高湯温泉観光協会の遠藤淳一会長(62)は話す。開通でつながる本県の県北と山形県南部の連携強化に、観光関係者は熱い視線を注ぐ。
 開通で“近くなる“山形県南部には、上杉神社(米沢市)に代表される寺社仏閣や高畠ワイナリー(高畠町)など福島とはまた違った魅力を持った観光地が多い。「冬場もお互いの宿泊客が日帰りで出掛けられる観光圏になる」(遠藤会長)ため、高湯温泉でも米沢市内の旅館と連携の話し合いを進める。遠藤会長が営む温泉旅館「吾妻屋」にも、米沢市内を紹介する複数の観光パンフレットが並ぶ。
 ほかにも連携の動きは進む。福島、米沢両市と相馬地方の若手旅館経営者らは共同でソーシャルメディアネットワーク(SNS)などを使った情報発信や宿泊費割引などに取り組む広域的な連携を検討中だ。「弱点とも言われてきた広域観光が進むきっかけになる」と遠藤会長。地域間の相互交流促進に限らず、インバウンド(外国人誘客)への効果なども期待が高い。

福島民友新聞

最終更新:10/31(火) 11:14
福島民友新聞