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小田原市はモルディブに 五輪キャンプ地

10/31(火) 12:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 2020年東京五輪・パラリンピックで、小田原市がモルディブ代表の事前キャンプ地に決まった。同国のオリンピック委員会と市が26日に協定を締結。実施期間や練習施設などについては同年3月末までに決定し、合意書を結ぶ。スポーツだけでなく、文化交流や環境問題の周知でも連携することを盛り込んだ。

 同国はインド洋に浮かぶ島国。市企画政策課によると、約1200の島々からなり、人口は約40万7千人。これまでに陸上や競泳、バドミントンで五輪出場を果たしているが、パラリンピックへの出場はないという。

 同国と市の交流が始まったのは14年。来日中の同国大統領が日本の文化を感じられる場所を訪れたいと、外務省を通じて市に打診したのがきっかけだった。大統領側の理由で実現しなかったが、在日大使が後日、加藤憲一市長を訪問。市も交流を提案し、16年12月には同国のバドミントン女子ジュニア強化選手2人の合宿を受け入れるなどしてきた。

 報徳二宮神社報徳会館(同市城内)で行われた協定締結式で、同国オリンピック委員会のアハメド・ラティーフ副会長と、加藤市長が協定書に署名した。事前キャンプ地に市を選んだ理由について、ラティーフ副会長は「小田原市は最先端のスポーツ施設などが整っており、われわれにとって魅力的。以前、合宿をした強化選手も高評価していた」などと説明した。

 協定には、東京五輪に限らず、友好協力関係をさらに発展させることも盛り込まれた。加藤市長はともに水産関連業が盛んな点や、同国が地球温暖化による海面上昇で水没の危機にあることに触れ、「今回の協定を入り口に、経済や環境教育といった面でも手を携えていきたい」と述べた。