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訪日客誘致へ岐阜と連携 石井知事と古田知事

10/31(火) 23:42配信

北日本新聞

 石井隆一知事と岐阜県の古田肇知事が31日、岐阜県美濃市の旧今井家住宅で懇談会を開き、外国人観光客誘致に向けて連携を強化することで一致した。海外での観光プロモーションなどで協力し、アジアや欧米から一層の誘客を促す。

 岐阜県の昨年の外国人延べ宿泊者数は約101万人で、5年前の約7・5倍に急増した。このうち欧米人の割合は14%を占め、「中部地方では群を抜いて高い」(古田知事)という。一方、富山は立山黒部アルペンルートなどが台湾や香港、タイなどアジア圏から人気を集めている。連携強化によって、双方の観光資源が持つ強みを生かしながら、両県にまたがる周遊ルートなどを海外にPRしていく方針。

 来年1月にスペインで開かれる旅行博には岐阜、3月にフランスで開催される旅行博には富山が参加する予定になっており、その際には互いに両県の観光地や食の魅力をアピールする。古田知事は「欧米の人は滞在期間、移動距離が長く、広域の枠組み(でのPR)が有効だ」と指摘した。

 石井知事は両県のアニメ・漫画ゆかりの地や、欧米で認知度の高いミシュランガイドに掲載された観光地を巡るツアーの実現を提案し、「富山と岐阜は本当に近い。お互いの魅力を生かし、相乗効果が出ればいい」と力を込めた。

 JR高山線の利便性向上や東海北陸自動車道の早期全線4車線化、食の魅力発信に向けた商品開発などにも取り組むことを確認した。本年度末で適用期限を迎える「地方拠点強化税制」の継続などに向け、政府に働き掛けていくことでも合意した。

 終了後、両知事は会場付近の伝統的建造物が建ち並ぶ「うだつの上がる町並み」や、美濃和紙あかりアート館を視察した。

北日本新聞社

最終更新:10/31(火) 23:42
北日本新聞