ここから本文です

米軍ヘリがつり下げ訓練 読谷村・村漁協が抗議「漁業者の安全を懸念」

2017/10/31(火) 5:30配信

沖縄タイムス

 沖縄県読谷村都屋漁港沖にある観光施設ジンベエザメいけす近くで24日と25日、米海軍のMH60ヘリがつり下げ訓練している様子が確認された。ヘリはホバリングした状態で船から海に降りた米兵をワイヤでヘリに引き揚げる訓練を繰り返した。現場は米軍の訓練提供水域外で漁船の航行が多い場所。村と村漁業協同組合(金城肇組合長)は30日、漁業者への危険や観光漁業へのイメージ低下を懸念し、沖縄防衛局に訓練の一切の廃止を申し入れた。

【動画】米軍ヘリがつり下げ訓練

 現場は都屋漁港から直線距離で約1キロの海域。近くには漁業と観光を兼ねた大型の定置網も設置されている。3年ほど前に同様の訓練の目撃情報が村漁協に寄せられたが、村が訓練を把握するのは初めて。米軍と沖縄防衛局から訓練に関する事前通告はなかった。

 石嶺傳實村長は沖縄防衛局で中嶋浩一郎局長に対し「日常的に漁船が往来する場所であり、住民を巻き込んだ重大な事故になりかねない」と抗議し、訓練廃止と事実関係を文書で明らかにするよう求めた。

 中嶋局長は「ジンベエザメいけすに近い。いかがなものかと思っている。海軍と強く話し合っていかないといけない」と述べ、不安を与えたことに謝罪した。

 同局の問い合わせに、米海軍は23~26日に救難訓練を実施したと回答した。

最終更新:2017/10/31(火) 12:55
沖縄タイムス