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茨城放送 土曜午後、レコードカフェ200回

11/1(水) 5:00配信

茨城新聞クロスアイ

懐かしいレコードの音と茨城放送(IBS)の元アナウンサーらのおしゃべりを楽しむ「レコードカフェ」が、開始から4年で200回に到達した。毎週土曜日午後1時には水戸市千波町の茨城放送1階公開スタジオにファンが集う。司会者の選曲や絶妙な解説、お客同士の心の触れ合いが魅力になっている。

同放送が本社3階と倉庫に所蔵する7万枚のレコードが音源だ。スピーカーは1990年ごろ製造された放送局用の機材。使われなくなっていたのを再活用した。プレーヤーも社内にあったものを使っている。

元アナウンサーで司会を務める飯田利夫さん(78)によると、北島重司社長が2013年8月に「先人が残してくれた音楽文化遺産であるレコードを処分してもよいのか。活用する方法はないか」とOB・OG会に問い掛けた。元社員側から「レコードカフェのような形なら可能ではないか」と提案して、同年10月5日から始まった。

当初の来場者は20~30人だったが、最近は50~60人に増えている。参加費500円。サザコーヒーのコーヒーがお代わり自由だ。運営は元社員10人が担う。

元アナウンサーら5人が司会を担当し、週ごとに入れ替わる。第2・4日曜日午後11時から番組「レコードカフェからこんばんは」が放送されている。

常連の浅香英明さん(65)は「IBSレコードカフェ友の会」を立ち上げ、会報を発行している。浅香さんは(1)個性豊かな司会者(2)司会者による選曲と絶妙な解説(3)リクエスト曲とお客との会話-に魅力があると分析している。お客さん参加型で「スタッフやお客同士の心の触れ合いがある。長く続けてほしい」と話す。

同会が調査したアンケートには「和気あいあいとした雰囲気がいい」「幅広く音楽を聴くことができる」「司会の話術がよい」「音響が素晴らしい」「司会と参加者に一体感がある」との声が寄せらている。

200回に到達した10月28日には、司会者5人が集った。1人30分の持ち時間でお薦め曲やリクエスト曲を流した。

最初に登場した田辺昭雄さんは、10月25日に死去したひたちなか市出身で「エンケン」の愛称で知られるシンガー・ソングライターの遠藤賢司さんを追悼。1曲目に「オムライス」を選択した。遠藤さんがFEN(極東放送)でボブ・ディランを聴き触発されたことや、茨城放送で番組を持っていたことを紹介した。 (清水英彦)

茨城新聞社