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工藤ソフトバンク日本一王手 3戦連続初回先制、勝利の方程式0封リレーで3連勝

11/1(水) 6:04配信

デイリースポーツ

 「日本シリーズ・第3戦、DeNA2-3ソフトバンク」(31日、横浜スタジアム)

 パ・リーグ覇者のソフトバンクが3連勝で2年ぶり8度目の日本一に王手をかけた。3試合連続となる初回先制打で流れを導き、中盤以降は鉄壁の救援陣がリードを守り切った。工藤公康監督(54)は「明日決める、という気持ちで臨みたいと思います」と4連勝での頂点奪取を高らかに宣言した。

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 相手に流れが傾こうと、ギリギリまで追い上げられようと、決して揺るがない信念。それが日本一への王手につながった。「本当に手に汗を握る試合。僕もユニホームで(手を)拭いていました」。接戦を制した工藤監督は、そう話して安どの笑みを浮かべた。

 最初に流れを手にしたのはソフトバンク。初回に先頭の柳田が右前打で出塁。1死三塁から好調のデスパイネが三振に倒れたが、続く4番・内川の右越え二塁打で、3試合連続となる初回先制点をつかみ取った。

 「あそこで取るか取らないかは非常に大きい」と指揮官が称した1点。四回1死二、三塁では高谷の中前2点打で加点。だが、ここは敵地・横浜。直後の四回裏にロペスがソロを放つと、球場の空気が一変する。

 沸き上がる大歓声の中、六回にも1点を失い、リードはわずか1点-。一塁側ベンチ、そして満場のファンがDeNAの逆転を確信しつつある状況で、工藤監督は冷静だった。

 「僕の中では七、八、九回は絶対的だった。打たれて延長戦になっても、それで負けることがあっても仕方がない」。先のことなど考えない。工藤監督は迷わず、鷹が誇る勝利の方程式を投入した。

 七回はモイネロがロペス、筒香らを三者凡退に抑え、八回は岩崎が、そして九回はサファテが見事に封じた。シーズンで六回までリードした試合は76勝3敗で勝率・962。脅威の数字を生み出した3人が、球場中が抱いていた逆転への希望を完全に打ち消した。

 「簡単に投げているように見えるが、日本シリーズで(シーズン同様に)抑えるのは大変なこと」と工藤監督。守護神・サファテも「ナイスゲーム。明日決める!」とスイープでの日本一を宣言だ。これが本物の強さ。鷹の進撃は、もう止まらない。