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【大相撲九州場所】稀勢の里が横綱会初参加 稽古再開に続く新たな刺激

2017/11/1(水) 16:46配信

東スポWeb

 大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)で復帰を目指す横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が31日、福岡・大野城市の部屋で稽古を再開した。大関高安(27=同)と11番取って10勝1敗と圧倒。今場所の出場に意欲を示した。その一方で、九州場所前の恒例行事だった「横綱会」が3年ぶりに開催されることが判明。19年ぶりに誕生した和製横綱にとっても、新たな刺激を受ける機会となりそうだ。

 この日、稀勢の里は九州場所へ向けて稽古を再開。弟弟子の大関と11番取って10勝1敗と圧倒した。稀勢の里は左上腕などのケガで9月場所を全休。高安も右太ももを負傷して途中休場した。2人が稽古場で相撲を取るのは7月の名古屋場所の前以来で約4か月ぶり。互いに切磋琢磨して今の地位を築いただけに“兄弟タッグ”が復活したことはプラス材料だ。

 稀勢の里は「高安の調子がいいので当分は部屋でやりたい」と弟弟子の復調を感じ取った様子。「これから右肩上がりで(調子を)上げていかないといけない。しっかり相撲を取って調整していく」と今場所の復帰に強い意欲を示した。そんな中、和製横綱が新たな刺激を受ける機会が用意された。九州場所前の恒例行事だった「横綱会」が3年ぶりに開催されることになったのだ。

 横綱会とは、元横綱の親方や現役横綱が一堂に会する親睦会のことで、1950年代に発足。近年は年1回、九州場所前に福岡市内の一流ホテルなどで食事会が開かれるのが恒例行事となっていた。しかし、一昨年は当時の北の湖理事長(元横綱)の体調不良により取りやめとなった(同年九州場所中に死去)。昨年は先代九重親方(元横綱千代の富士)が7月末に死去したことなどの理由により、2年連続で見送られていた。

 今回復活する横綱会は現役の4横綱が福岡・住吉神社で奉納土俵入りを行う2日夜に市内の高級料亭で開かれる予定だ。現役横綱にとっては引退した先輩横綱とヒザを突き合わせて語り合う貴重な機会となる。番付最高位の横綱だけが知る苦労や気構えを伝え聞く、またとない機会となることは間違いない。3年前に初参加した鶴竜(32=井筒)も「これ以上に大事な集まりはない。すごく楽しみです」と話した。

 角界の頂点に立った者だけが参加できる会合への初参加は、和製横綱にとっても大きな発奮材料となりそうだ。

最終更新:2017/11/1(水) 16:46
東スポWeb