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坂本龍一がSAMURAI賞に輝き「戦メリ」撮影を回想、「島の木をバサバサ切った」

2017/11/1(水) 18:59配信

映画ナタリー

本日11月1日、第30回東京国際映画祭の第4回SAMURAI賞授賞式および、ドキュメンタリー「Ryuichi Sakamoto: CODA」の舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、坂本龍一が出席した。

【写真】トロフィーをナイフのように首に当てておどける坂本龍一。(他11枚)

刀が描かれたトロフィーを受け取った坂本は、ナイフのように首に当てておどけて見せる。そして自身が出演した「戦場のメリークリスマス」に触れながら「現場でも、みんなで(小道具の刀を)振り回して曲げちゃったり。35年前は今のように環境意識も高くなかったので、ロケ地となった南太平洋の島で木をバッサバッサと切ってやってね(笑)」とジョーク交じりに話し、「“SAMURAI”という名にふさわしいか大いに疑問を感じますが、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

続いて行われた「Ryuichi Sakamoto: CODA」の舞台挨拶には、監督を務めたスティーブン・ノムラ・シブルも登壇し、「映画は監督のものだと坂本さんはよく言ってくださるのですが、1人では作れません。皆さんのおかげで日本プレミアを迎えることができました」と思いを明かす。坂本は「僕は自分の素顔をさらけ出す趣味はないのです」と口にしながら、「この人にだったら任せてもいいかなという気持ちになった」とシブルの人間性を評価した。

続いて、坂本は「撮っているうちにいろいろなことが起こりすぎて、収拾がつかなくなったんです。予算はどんどん膨らんでいくし、僕が病気になっちゃって。しめた! これで映画がドラマチックになる!って思ったでしょ?」とシブルのほうを見やる。シブルは「そんなことないです!」と即座に否定し、「陸前高田でのライブは、カメラを回していながら震えるような思いがありました」と撮影時を回想した。

最後にシブルは「ぜひ耳を開いて、感じていただければと思います」と、観客にメッセージを送る。坂本はスクリーンを見て「スクリーンが大きいですねえ! 去年、僕はここでゴジラを観ました!」と驚きの声を上げ、「ここに自分が映ると思うとたまらないので、皆さんに(作品に関する)判断はお任せします」とはにかみ、ステージをあとにした。

「Ryuichi Sakamoto: CODA」は、11月4日より東京・角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。



(c)2017 SKMTDOC, LLC

最終更新:2017/11/1(水) 18:59
映画ナタリー