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【F東京】16歳久保建英がプロ契約、東京五輪と「W杯は夢の舞台」

11/2(木) 6:04配信

スポーツ報知

 F東京は1日、FW久保建英(16)とMF平川怜(17)とプロ契約を締結したことを発表し、東京・小平のクラブハウスで記者会見を行った。背番号は久保は41番、平川は40番で、クラブ初の高校生Jリーガー。久保は2020年の東京五輪について「出場できればこの上なくうれしい」と出場を熱望。ともに今週中にもトップチームに合流予定で、今季残りの3試合でJ1デビューを目指す。

 自然と声が弾んだ。プロ契約を結んだ感想を聞かれた久保は「幼い頃からの夢だったプロの道を歩めることはうれしい。大切なのはスタートじゃなくてゴール。自分自身の努力で道を切り開いていきたい」と言い切った。

 名門バルセロナの下部組織で育った16歳の“危機感”がプロ入りを早めた。先月にインドで行われたU―17W杯は、決勝トーナメント1回戦で優勝したイングランドにPK戦の末、敗退。「強いチームの主軸はプロでやっている選手が何人もいて危機感を感じました」

 クラブは来年からの契約を検討していたが、帰国後に久保、平川と話をした立石敬之GM(48)は「2人とも一日も早くレベルの高いところに身を置かないと上にいけないと言っていた。海外からも注目されていたし、このタイミングで契約しようとなった」。ともに高校生だが、今後は通信制に切り替えるなどサッカーに集中できる環境を整備する。今季は18日の鳥栖戦、26日の広島戦、12月2日のG大阪戦の残り3試合でJ1デビューを目指す。

 東京五輪へも大きな一歩だ。「本当にいいタイミングだし(自国開催の五輪は)一生に1回のチャンス。出場できれば、この上ないうれしさがある」と出場を熱望している。森保一監督(49)が率いる東京五輪代表の初陣は、12月9日からタイで行われる「M―150カップ」。それまでにJ1デビューを果たせば、森保ジャパン入りへアピールとなる。

 最終的な目標は古巣バルセロナで活躍し、W杯に出場することだ。「サッカー選手として生きるからにはW杯は夢の舞台。ただ、まだ全然遠いので、うぬぼれずに今、自分のできることをやりたい」。日本サッカーの未来を担う16歳が、プロ選手としての人生を歩み始めた。(井上 信太郎)

 ★久保くんに聞く

 ―今季残り3試合に向けて。

 「プロ契約を結ばせていただいたことで、他のプロ選手と同等のチャンスをもらえるところまでは来たと思います。でも自分は年齢的にもレベル的にもまだプロとしてはチャレンジャー。これから少しでも早くそのチャンスをもらえるように努力していきたい」

 ―どんな選手に成長したいか?

 「誰が見ても『ああ、すごいな』とひと目で分かるくらいの選手になりたい」

 ―勉学の面などプロになるのに悩まなかったか?

 「正直、かなり悩みましたけど、やっぱり自分はサッカー選手として生きていきたいので、こういう答えを出しました」

 ―初任給で買いたいものは?

 「自分は特に欲しいものもないので、あまり考えてないです。両親にプレーで恩返しできれば」

 ◆久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。16歳。小学3年から川崎U―10でプレー。11年4月にバルセロナの入団テストに合格し、同年夏に渡欧。15年5月にF東京U―15むさしに入団。16年4月からF東京U―18に昇格、同9月に2種登録。17年4月15日のJ3・C大阪U―23戦でJリーグの最年少記録を更新する初得点。同5月3日のルヴァン杯・札幌戦でトップチームデビュー。U―20W杯(韓国)、U―17W杯(インド)出場。170センチ、63キロ。左利き。

最終更新:11/2(木) 6:04
スポーツ報知

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