ここから本文です

朝青龍の甥・ビャンバスレンが新弟子検査受検 叔父からは「師匠の言うことを聞くように…」

11/2(木) 6:04配信

スポーツ報知

 大相撲九州場所(12日初日・福岡国際センター)の新弟子検査が1日、福岡市内で行われた。モンゴル出身で元横綱・朝青龍の甥で、千葉・日体大柏高から立浪部屋に入門したスガラグチャー・ビャンバスレン(18)も受検。数々の騒動を起こしてきた叔父から「師匠の口(言うこと)を聞くように」と助言を受けたことを明かした。興行ビザの関係で前相撲デビューは来年の初場所(1月14日初日・両国国技館)になる予定。新弟子検査の合格者は初日に発表される。

 叔父によく似た切れ長な目はまっすぐだった。集まった約20人の報道陣。ビャンバスレンは少し照れながらも、角界入りに当たり金言を与えられたことを明かした。「親方の口(言うこと)を聞きなさい」。寝る前に朝青龍の相撲を繰り返し見て研究する勤勉な18歳。破天荒な性格で知られた横綱とは正反対に見える好青年は「一番強い力士になりたい」と目を輝かせた。

 横綱として25回の優勝を果たす一方で、故障で巡業を休場し、モンゴルでサッカーを行い減俸や出場停止処分に。10年には泥酔して暴行騒動も起こした。私生活で騒動が絶えず引退に追い込まれた叔父。同じ道を歩もうとしているビャンバスレンには、自らの体験を生かした言葉を贈ったようだ。

 素材は一級品だ。今年4月、稽古で胸を出した横綱・白鵬(32)=宮城野=は「動きの良さは叔父さん譲り」と評価。見守った友綱親方(元関脇・旭天鵬)も「強いよ。素材は叔父さんに匹敵する」と将来性を見込む。相撲を始めてわずか2年半で高校総体2位に入れたのは、叔父譲りの負けん気も理由の1つ。「練習や大会で負けるのが一番嫌い」。大会で負けた翌日、全体の稽古はオフ。だが「自分は休まない。トレーニングする」と胸を張る。

 しこ名には朝青龍の「龍」の字を入れたいと希望する。入門に当たってもらった言葉はもう1つ。「苦しいところで頑張ったら強くなれる」。10月30日から福岡・糸島市の立浪部屋宿舎で角界生活をスタート。角界に一時代を築いた叔父の言葉を胸に、精進を重ねていく。(秦 雄太郎)

 ◆スガラグチャー・ビャンバスレン 1999年5月22日、モンゴル・ウランバートル市出身、18歳。立浪部屋。元横綱・朝青龍の長兄の次男。レスリング選手としてモンゴルの中等教育を卒業後、来日。日体大柏高1年で相撲に転向。3年で高校総体個人戦準優勝、国体少年個人3位。好きな漫画は週刊少年ジャンプの「火ノ丸相撲」。好物はカツ丼。愛称はビャンバ。

最終更新:11/2(木) 6:04
スポーツ報知