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エゴマ栽培に若い力 郡女大生収穫に汗

11/1(水) 10:44配信

福島民報

 今年度から特産のエゴマ(じゅうねん)栽培を本格的に再開した福島県葛尾村。栽培に協力している郡山市の郡山女子大の学生らが積極的に村に出入りし、復興に向けた取り組みに一役買っている。村の関係者も「若者たちの姿は村に活力を与えてくれる」と歓迎している。
 エゴマの刈り取りが最盛期を迎えた10月下旬、村屋内ゲートボール場前で種の収穫作業が行われていた。手伝いに駆け付けた同大の学生が、ジャージー姿で村職員と共に汗を流した。収穫した種を使って同大が商品開発を進めると同時に、栄養成分の分析などに取り組む。
 収穫に参加した家政学部食物栄養学科4年の塩田彬(あき)さん(22)はエゴマの栽培に携わるのは初めて。「実際に土に触れ、村民の皆さんとも交流することができた」と笑顔を見せる。一方、東京電力福島第一原発事故に伴う帰還困難区域への通行を制限するゲートなどを目の当たりにし、復興の道のりの険しさも実感した。「困難を乗り越えようと頑張っている葛尾村に、自分たちが関わることができてよかった」と話した。
 篠木弘村長は「何度も村に来てもらい、一生懸命に取り組んでもらっている」と感謝を込め、「葛尾を知ってもらう機会になるし、若い人たちの姿は復興が進んでいる姿を印象づける」と意義を語った。
 同大などを運営する郡山開成学園と村は復興に関する包括連携協定を結んでおり、その一環としてエゴマ栽培に協力している。

福島民報社

最終更新:11/1(水) 11:06
福島民報