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KANA-BOON、“フルドライブ”な一夜となったZepp Tokyo公演/レポート

11/1(水) 7:04配信

MusicVoice

 4人組ロックバンドKANA-BOONが10月20日に、東京・Zepp Tokyoで全国ツアー『KANA-BOONのバイバイハローツアー 2017』をおこなった。1年7カ月ぶりとなる4thニューアルバム『NAMiDA』を引っさげて、10月14日の大阪を皮切りに追加公演も含め全国20公演おこなうというもの。ツアー序盤4公演目となる東京2日目。日本列島接近中の大型台風も進路変更か? と思わせるほどの“フルドライブ”な一夜にZepp Tokyoは揺れ、エネルギーに満ちたフレッシュロッキンなステージが展開された。

■ニューアルバム『NAMiDA』冒頭3曲の“ライブ”

 冒頭、一発のバンドトーンを全力で放った KANA-BOONは、「ディストラクションビートミュージック」でライブスタート。谷口鮪(Vo/Gt)、古賀隼斗(Gt/Cho)のダブルギブソンのギターサウンドでテーマを奏でてのロケットスタート。そのまま「人間砂漠」「Fighter」と続き、アルバム『NAMiDA』の冒頭の流れをリアルタイムで走らせ、一挙3曲をエネルギッシュに奏でた。この3曲中、掲げたオーディエンスの腕が下がることはなかった――。

 フロント・谷口鮪は「今日はおしゃれをしてきた!」とはにかんでMCでアピール。どうやら「服が地味過ぎる」と会社の人に言われてしまったとのことだ。服が地味だろうがステージングに文句は言わせないよと言わんばかりに、「昨日の方が元気だったんじゃないですか?」とオーディエンスを煽るも大盛況で返されZepp東京は序盤からアツアツの仕上がりに。

 産声を上げたばかりのニューアルバム『NAMiDA』から「涙」が披露され、爽やかでメロウな楽曲にジャストフィットな谷口鮪のストラトキャスター・サウンドが映える。エッジの効いた飯田祐馬(Ba/Cho)のベースラインは楽曲の線を明瞭に描き、楽曲の世界観を現場でたっぷりと表現した。勢い一発のロックバンドではないKANA-BOON、ライブでの新譜の絡め方は絶妙だ。

 谷口のソリッドなギターサウンドと古賀の華麗なリードプレイ、小泉貴裕(Dr)のタイトなドラミングと飯田の彩色濃いベーストーンで交わるKANA-BOONサウンドで、次々とアッパーチューンがZepp東京を走り続けた。

■“ライブ映え”する楽曲が疾走する東京公演

 MCでは小泉の“減量”が順調とオーディエンスに報告する場面も。Twitterで「筋トレ動画」を公開しているという力の入れよう、客席からは是非とも減量に成功して欲しいという空気がジワッと流れていた。どうやらあと2kgで目標値達成とのことだ。

 ギターテクニックに定評のある古賀からは、満を持した表情で自身シグネチャーモデルの漆黒のギターのお披露目。普段愛用しているギブソンのギターの重厚なトーンを継承しつつ、艶と深さが強めのサウンドに仕上がっており、もちろん本日のステージでも存分に演奏された。テクニカル&エフェクティブなリードパートではその威力が全開で放出され、KANA-BOONの火花のようなロックサウンドを牽引した。

 そして、「フルドライブ」「Ride on Natsu」「シルエット」など、“ライブ映え”する楽曲が惜しみなく演奏され、KANA-BOONのライブはレッドゾーン寸前、あるいは突破というボルテージを保ち、アンコール2曲を含む公演を2時間完走した。追加公演を含む全20公演の『バイバイハローツアー 2017』はまだ始まったばかりだ。【取材=平吉賢治】

最終更新:11/1(水) 7:04
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