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渋谷のハロウィーンは“日本一のインスタ映え”スポット!

11/1(水) 11:22配信

ホウドウキョク

駅構内からスクランブル交差点を撮影

夜9時、ハロウィーンの取材のため渋谷駅に着くと駅構内からスクランブル交差点を見下ろせる位置に人が集まっていた。大勢の人が行き交う光景を携帯電話で写真撮影していたのだ。

50人以上と撮影したナース

渋谷のスクランブル交差点は前に進むのもやっとという人混み。スクランブル交差点にあるTSUTAYAは仮装した人は入店禁止。仮装をしていない私はここで一息つけた。

そして、道を進んで聞こえてきたのは警察官の声。その内容に驚いた。

「一枚写真を撮り終えたら車道から歩道に上がってください」

歩道へと誘導する内容に“一枚写真を撮り終えたら”という言葉が含まれている。一体、どういうことなのだろう?

「写真を一緒に撮ってください」

道玄坂は歩行者天国となっていて、ここで仮装姿の人たちに話を聞いた。

「『写真を(一緒に)撮ってください』が多いです」

すると、早速、通りかかった男性から「写真を撮りましょう」と声がかかった。

「こんな感じです」と彼女たちは言う。

赤の他人と出会って5秒ほどで写真撮影をした後、彼女たちが「渋谷のハロウィーンはインスタ映えするんです。日本一!」と教えてくれた。

ナースの仮装をした彼女たちは1時間で50人以上と撮影したという。

「流れるように(次々と)写真を撮ってと言われます。インスタのストーリーにあげるんだと思います」

ストーリーとは、投稿した写真が24時間後に自動的に消えるインスタグラムの機能のこと。1日限りの記録なら、赤の他人と写真を撮影する抵抗感も少なくなるのかもしれない。

のび太くんの仮装をした2人組の女性も嬉しそうだった。
「すごく写真を撮ってと言われる。普段そんなことないのに。もう、有名人気分」

囚人服姿の彼女たちも。

「渋谷のハロウィーンは3回目。20組位と(写真を)撮りました。(一緒に写真を撮る人は)年々増えていると思います。撮った写真はインスタにあげます」

撮影ディレクターの私は2014年から毎年、渋谷のハロウィーンを取材しているが、やはりこれまでに比べて他人と写真を撮影しているケースが増えたなと感じた。これまでは一緒に行った友達と仮装姿を撮影している姿が目立っていた。

若者たちのやり取りに耳を澄ませてみると、写真を撮ろうと声をかけても連絡先を聞こうという勇気は出ないみたいだ。ハロウィーンでとりあえず異性と写真を撮っておきたいという人が増えたのかもしれない。

この状況を商売人は放っておかない。渋谷の居酒屋のスタッフは看板を持って歩いていた。

「写真を撮ってください、という人がたくさんいて看板も映っていたので宣伝になると思います」

一緒に写真を撮って、それがSNSで広がれば自然な形で宣伝になる。飲食店にとっても渋谷のハロウィーンは日本一のインスタスポットなのかもしれない。

最終更新:11/1(水) 11:22
ホウドウキョク